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『あぶない刑事』が復活した理由とは?まるで変身しない仮面ライダー

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月20日 17時22分

 1986年にドラマシリーズがスタートすると、舘ひろしと柴田恭兵のスタイリッシュでコミカルなコンビが大反響を呼んだ「あぶない刑事」。翌年に劇場版『あぶない刑事』が公開されてから、最新作『帰ってきた あぶない刑事』が8作目の劇場版となるが、映画全作品に携わってきたのが近藤正岳プロデューサーだ。前作『さらば あぶない刑事』で“刑事”を引退した鷹山と大下が8年ぶりに『あぶ刑事』に戻ってきた経緯を近藤プロデューサーが語った。

伝説の二人が帰ってくるまでの経緯

 これまで7作品が劇場版として公開されてきた『あぶない刑事』。前作『さらば あぶない刑事』では、舘演じる鷹山(タカ)と柴田扮する勇次(ユージ)が刑事を引退し、まさに“さらば”という形になったが、8年の歳月を経て、タイトル通りタカとユージがヨコハマに帰ってきた。

 近藤プロデューサーは「『あぶない刑事』(1987年)『またまたあぶない刑事』(1988年)『もっともあぶない刑事』(1989年)と3年連続で劇場版を公開したあと、しばらく間が空いたんです。そのあと『あぶない刑事リターンズ』(1996年)『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』(1998年)『まだまだあぶない刑事』(2005年)と公開したのですが、テレビドラマシリーズからも時間が経過していたので、そこまで興行的に振るわなかった。ただビデオやDVDが全盛の時代で、プロジェクトとしてはしっかりとペイができた」と劇場版の歴史について触れる。

 その後、『まだまだあぶない刑事』から11年経過した2016年に『さらば あぶない刑事』を公開した。近藤プロデューサーは「興収が前作の倍になったんです」と語ると「もちろん一つの理由として『これが最後』ということもあったと思うのですが、昔から観てくれていたファンがしっかりついてきてくれたことが数字として表れた」とヒットの理由を明かす。

 近藤プロデューサーは「プロデューサーという生き物は、ヒットすると『またあるよね』ということになる」と語ると、共に作品に携わってきた黒澤満プロデューサーと「頃合いを見てやりたいね」と少しずつ企画が動き出し始めたという。

 企画の種は、刑事を引退しニュージーランドに行ったタカとユージが問題を起こして、国外退去させられ、またヨコハマで探偵をやろうというところから始まった。そんななか、黒澤プロデューサーが2018年に他界。近藤プロデューサーにとっては「黒澤さんの残した宿題を僕が果たさなければいけない」という思いが強くなっていったという。

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