スタジオジブリにカンヌで名誉パルムドール授与!宮崎駿監督もビデオで登場【第77回カンヌ国際映画祭】
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月21日 3時45分
現地時間20日、第77回カンヌ国際映画祭でスタジオジブリに対する名誉パルムドール授与式が行われた。三鷹の森ジブリ美術館とジブリパークも含むジブリ全体を代表して宮崎吾朗監督が登壇したほか、宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーからのビデオメッセージも上映された。
名誉パルムドールは映画界における長年の功績をたたえるもので、個人ではなく集団に対して授与されるのは今回が初となる。熱烈なスタンディングオベーションで迎えられた吾朗監督は「創業者である高畑勲、宮崎駿、鈴木敏夫の3人の功績は疑いようもありませんが、これだけたくさんの仕事をやってこられたのは、たくさんのスタッフの献身あってのことだと思います。今日わたしは、そのスタッフたちに感謝するとともに、彼らと喜びを分かち合いたいと思います」とスピーチ。
「それと同時に、今のジブリがあるのは、世界中たくさんの人たちがジブリを支えてくれたからこそ。世界中のファンたちがジブリを愛してくれたからこその賞だと思います。本当に今回はありがとうございました」と世界のファンへの感謝も述べると、一層大きな拍手が贈られた。
ビデオメッセージは、鈴木プロデューサーが駿監督に今回の名誉パルムドールと授与式の概要を説明する形で進行。「はい、はい、はい」とひたすら話を聞いていた駿監督はメッセージを求められると、「よくわかっておりませんが、ありがとうございます」と頭を下げ、劇場はどっと沸いた。
また、授与式では宮崎駿が監督・脚本を務めた『めいとこねこバス』『やどさがし』『パン種とタマゴ姫』『毛虫のボロ』という4作の短編アニメーション映画の上映も行われた。通常はジブリ美術館とジブリパークのみで上映されている作品で、海外での上映は極めて貴重だ。前日に合同取材に応じた吾朗監督は、「宮崎駿らしさが全面に出ているものを選びました。『めいとこねこバス』は本当にサービスですけど、それ以外はセリフがない作品なんです。字幕なしで観られるからちょうどいいんじゃないかなと思って」と4作の選出理由を明かしていた。上映中はしばしば笑いが起き、観客はジブリの世界にどっぷり浸っていたようだった。(編集部・市川遥)
第77回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催
この記事に関連するニュース
-
宮崎吾朗監督『君たちはどういきるか』展、手描きの表現の豊かさ感じて ジブリはこれからも「自分たちがいいと思うことをやっていく」
ORICON NEWS / 2024年6月22日 8時30分
-
「原作者が激怒」はなぜ? ジブリ『ゲド戦記』は何が問題だったのか
マグミクス / 2024年6月15日 8時10分
-
「ジブリパーク」夏休みの8月は「毛虫のボロ」を上映!「崖の上のポニョ」スーパーボールすくいも登場
アニメ!アニメ! / 2024年6月10日 12時53分
-
夏休みを迎える2024年8月のジブリパーク情報をお届け
PR TIMES / 2024年6月10日 11時15分
-
宮崎駿監督の次回作は「昔懐かしい冒険活劇」風か 息子・吾朗監督が言及
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月24日 19時10分
ランキング
-
1「=LOVE」佐々木舞香が活動再開 体調不良で休養から約1カ月 26日にテレビ出演
スポニチアネックス / 2024年6月22日 20時45分
-
2YOSHIKI「今初めて言った」 栄誉のハリウッド手形&足形にまさかのミス「忘れちゃった」
スポニチアネックス / 2024年6月22日 20時19分
-
3読売テレビ 古谷徹「コナン」降板で声明「大変重く受け止め遺憾」 今後の放送「協議進める」
スポニチアネックス / 2024年6月22日 19時15分
-
4ひろゆき氏“絶縁中”ホリエモンの凄さを語る「マジで努力の人なのに、みんな誤解してる」
スポニチアネックス / 2024年6月22日 20時0分
-
5ノンスタ井上、古谷徹の出演作品降板に私見「あの声のまま最後まで見たかった。でも…」
スポニチアネックス / 2024年6月22日 19時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください