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『あぶない刑事』タカ&ユージができるまでを舘ひろし&柴田恭兵が告白

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月24日 7時22分

 一方の舘も、「僕らは脚本をいただいてお芝居しますけど、恭サマ(柴田)はそれを膨らませる力が本当にすごいんですよ。『あぶない刑事』がここまで皆さんに支持されるようになったのは、柴田恭兵という俳優さんの力だと僕は思っています」と絶賛。「それに、恭サマはお芝居の幅がすごく広くて、そこも素晴らしいと思っています。僕はもう、本当に狭くて。そういう意味でも、僕ら2人は対極の遠いところにいる俳優だと思うんですけど、並ぶとどこか似ている。それが『あぶない刑事』の魅力だと思います」とうれしそうに語る。それは長い年月によって醸し出されたものなのだろうと思われたが、舘は「いえ、最初からそうだったと思います」ときっぱり。「(企画を立ち上げた)プロデューサーの黒沢満さんや、長谷部安春監督が、『この2人をくっつけたら面白いものができる』と思ってくださったんでしょうね」と、製作者たちの先見の明の確かさを語った。

 「そしてもちろん、それは1人ではできませんでした」と柴田は述懐。「舘さんとの出会いはもちろん、トオルくん(町田透役の仲村トオル)や、温っちゃん(真山薫役の浅野温子)やベンガルさん(田中文男役)たちがいらしたからです」と柴田が言うと、舘は「中条さん(近藤課長役の中条静夫)もね」とすかさず付け加える。「もちろんです。だからやっぱり、みんなで作ってきた『あぶない刑事』だということですね」と柴田は感慨深げに語った。

 もしもお互いが、別の作品で別の役として共演するとしたらどうなるだろう。舘は「僕はね、どんな役でもできると思います。2人のキャラクターがぶつかることはないですから」と自信たっぷり。一方で柴田も「舘さんがおっしゃる通りです」とし、「『あぶ刑事』と関係なく、舘さんが刑事で僕が犯人として説得されたり、逆だったりしても、大丈夫です」と余裕を見せた。さらに舘は「俳優として互いにリスペクトしあってるからね。いい距離感があるんです」と満足げ。その距離感もまた「最初からそうだったんです。それは、作ってできるもんではないと思うんだ」と舘が語ると、柴田も大きくうなずいた。信頼と納得の奇跡の関係性。それがあったからこそ、「あぶない刑事」という物語は、ここまで人を魅了するのだろう。(取材・文:早川あゆみ)

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