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『スター・ウォーズ』新作、アジア人起用で一部ファンから批判も…ジェダイマスター役イ・ジョンジェが持論展開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月5日 19時14分

 『スター・ウォーズ』の新作ドラマシリーズ「スターウォーズ:アコライト」初回2話の試写会が現地時間5日、韓国・ソウル市内の映画館で行われ、ジェダイマスター・ソルを演じたイ・ジョンジェが試写後に登場し、撮影当時のエピソードや『スター・ウォーズ』シリーズへの思いを語った。

 本作の舞台は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)の100年前にあたるジェダイ黄金期。戦争もなく平和な光の時代で、謎の暗殺者によるジェダイ連続殺人事件が発生する。真相を追うために動き出したジェダイマスターのソル(ジョンジェ)は、かつて自分の弟子であったメイ(アマンドラ・ステンバーグ)が関係することを知り、密かに動き出した闇の世界に立ち向かう。

 ジョンジェは、「アコライト」に出演することになった経緯について「カメラテストをするから来てくれと呼ばれ、ロンドンに行きました。カメラテストとはいえ、セットが本格的に組まれており、テストを済ませて、韓国に戻ってから1週間か10日後くらいに、出演が決まったと4話分のシナリオが送られてきたんです。そして自分の役がソルだと知って驚きました。後で知ったのですが、カメラテストは自分だけでなく有名俳優もいたそうです」とまるでオーディションのようなテスト当時を振り返る。

 カメラテストに呼ばれたのは、ジョンジェが主演したドラマ「イカゲーム」の世界的なヒットがあったからだ。本人は「『イカゲーム』に出演してから特に変わったことはない」と発言しつつも「よくよく考えたら『アコライト』もそうですし、活動領域が確かに拡がりましたね」とドラマの影響力の大きさを実感していた。

 ところで、韓国人俳優が『スター・ウォーズ』シリーズで主要キャラクターを演じるのはこれが初めてであり、一部の『スター・ウォーズ』ファンからは、アジア人のキャスティング自体が異例だと批判の声もあがっている。

 監督のレスリー・ヘッドランドが、人種差別をするファンに対して怒りをあらわにしている報道もあったが、ジョンジェは「『スター・ウォーズ』の衣装などには東洋的なイメージがあります。本作はエピソード1よりもずっと前の話であり、その原型とも言える本作に東洋人がいても違和感がないと思います。物語には人だけでなく異星人も登場しますから、多様性があることに違和感はないと思うんです」と持論を展開。同時に、撮影には色んな国から俳優やスタッフが参加しており、多様性のるつぼだったことを明かした。

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