山中瑶子監督×河合優実主演『ナミビアの砂漠』カンヌ映画祭で受賞!【第77回カンヌ国際映画祭】
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年5月26日 0時17分
現地時間25日、第77回カンヌ国際映画祭で監督週間に出品されていた河合優実主演作『ナミビアの砂漠』(山中瑶子監督)が国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)を受賞した。2021年の濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』(コンペティション部門)に続く日本映画の同賞受賞となった。
『ナミビアの砂漠』は、19歳で初監督した『あみこ』(2017)でPFFアワード観客賞を受賞し、第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待された山中監督の新作。何に対しても情熱を持てず恋愛ですらただの暇つぶしで、双極性障害も疑われる21歳のカナの日常を描く。山中監督は、カナ役の河合をはじめ、寛一郎、金子大地らキャスト陣と共にカンヌデビューを果たしていた。
受賞の報を聞いてカンヌへ戻ってきた山中監督は、授賞式に登壇すると「とてもうれしいのと同時に、本当に驚いています」と英語でスピーチ。「この賞をくださり、ありがとうございます。キャストとクルーにも感謝を伝えたいです。わたしは映画を作る時、今も自分のフィーリングに頼っています。ですがもっと学び、映画制作のスキルをアップグレードしたいです」とさらなる向上心を見せて拍手を浴びた。
FIPRESCI賞はカンヌ映画祭の独立賞の一つで、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)によって「コンペティション部門」「ある視点部門」「監督週間か批評家週間」からそれぞれ1作ずつ選ばれる。FIPRESCIは『ナミビアの砂漠』への授与理由を「ニューロダイバーシティ(脳の多様性)の現代的な色合いを、21世紀の日本の空間を行き来する登場人物の距離を絶え間なく探る映像で捉えた、その大胆な探求に対して」と説明している。
受賞後に囲み取材に応じた山中監督は「呼ばれてすぐに、『批評家連盟賞だ!』とグループLINEで送りました」とすでにキャストに吉報を伝えたと笑顔で明かす。「河合さんからは『え!!!!!!!!!!』とビックリマーク10個くらい付いて来ました」とし、「カンヌでみんなとすごく仲良くなったので、また帰ってからごはんに行きたいです。たたえ合いたいと思います」と語っていた。
なお、コンペティション部門でFIPRESCI賞を受賞したのは、イランのモハマド・ラスロフ監督作『ザ・シード・オブ・ザ・セイクリッド・フィグ(英題)/ The Seed of the Sacred Fig』だった。(編集部・市川遥)
第77回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催
この記事に関連するニュース
-
2024上半期もっともブレイクした23歳女優はなぜ“逸材”なのか。ブレイク前夜に対面した筆者が読み解く
女子SPA! / 2024年7月4日 15時45分
-
河合優実『ナミビアの砂漠』、鼻ピアスの“主人公カナ”内面の混沌を表す本ポスター解禁
cinemacafe.net / 2024年7月1日 17時30分
-
才能あふれる2人の夢のタッグが実現、山中瑶子監督×河合優実主演『ナミビアの砂漠』ポスターが解禁
エンタメNEXT / 2024年7月1日 15時17分
-
河合優実の鼻ピアス姿をとらえた「ナミビアの砂漠」本ポスター披露 カンヌ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞受賞作
映画.com / 2024年7月1日 15時0分
-
河合優実が“鼻ピアス”姿に 『ナミビアの砂漠』本ポスター解禁
クランクイン! / 2024年7月1日 15時0分
ランキング
-
157歳になった元「Mi―Ke」歌姫の31年ぶり名曲熱唱にネット沸騰「相変わらずお美しい!」の声
スポーツ報知 / 2024年7月6日 20時14分
-
2「インティマシー・コーディネーター」起用せず物議の映画、公式サイトから「快楽に溺れ」削除でまた波紋…
スポニチアネックス / 2024年7月6日 21時8分
-
3人気ウルトラマン女優、壮絶なコロナ後遺症を明かす「1年寝たきりの日々…死を覚悟した」
スポニチアネックス / 2024年7月6日 16時32分
-
4櫻井翔、ピアノ&ラップサプライズ披露に反響殺到 関連ワード続々トレンド入り【THE MUSIC DAY 2024】
モデルプレス / 2024年7月6日 20時50分
-
5高嶋ちさ子、自身のコンサートに登場の長嶋一茂の評判に驚き「お客様が『格好いい』って言うの。ビックリしちゃった」
スポーツ報知 / 2024年7月5日 19時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください