『あぶない刑事』前作超えも視野のヒットで初登場首位！『名探偵コナン』は歴代1位を更新【映画週末興行成績】

　5月24日から26日までの週末映画動員ランキングが27日、興行通信社より発表され、舘ひろし＆柴田恭兵主演の人気ドラマ「あぶない刑事」シリーズ8年ぶりの新作映画『帰ってきた　あぶない刑事』が、6週連続で首位をキープした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）』を抜いて初登場首位を獲得した。週末3日間で観客動員25万1,600人、興行収入3億5,300万円を記録。前作『さらば　あぶない刑事』（2016）の16.3億超えとなる20億も射程圏内の大ヒットスタートを切った。その他新作は、『劇場版『ウマ娘　プリティーダービー　新時代の扉』』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション　後章』『関心領域』がランクインした。

　初登場1位の『帰ってきた　あぶない刑事』は、刑事を引退してニュージーランドで探偵として第二の人生をスタートさせたタカ（舘ひろし）＆ユージ（柴田恭兵）が、再びヨコハマに戻り、探偵事務所を開業するストーリー。監督は原廣利、共演は浅野温子、仲村トオルら馴染みのメンバーに加え、ヒロインとして土屋太鳳が参加している。

　2位に、累計2,000万ダウンロードを突破するクロスメディアコンテンツを初めて映画化する『劇場版『ウマ娘　プリティーダービー　新時代の扉』』が初登場。3日間で動員22万6,600人、興収3億5,400万円をあげた。実在する競走馬の名前と魂を受け継ぐウマ娘たちが切磋琢磨しながら夢の舞台「トゥインクル・シリーズ」制覇を目指す。主人公ジャングルポケットの声を劇場アニメ初参加となる藤本侑里が担当するほか上坂すみれ、小倉唯、福嶋晴菜、徳井青空らが声優に名を連ねる。

　3位は、7週目を迎えた『名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）』。週末3日間で動員20万人、興収3億円を記録。累計成績はシリーズ歴代最高成績をあげた前作『名探偵コナン　黒鉄の魚影（くろがねのサブマリン）』を上回る動員977万人、興収140億円を達成し、シリーズナンバーワンとなった。

　そのほか初登場作品は、浅野いにおの人気漫画を声優に幾田りら、あのらを迎えて2部作構成でアニメ映画化した『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション　後章』が4位。第96回アカデミー賞で『PERFECT DAYS』を抑えて国際長編映画賞を受賞した『関心領域』が5位。アウシュヴィッツ強制収容所の隣で暮らすナチス親衛隊一家の満ち足りた日々を映し出す。