【ネタバレ】「アンチヒーロー」ついに伏線回収 初回冒頭につながる“鳥肌モノ”の展開
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月3日 6時32分
日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の第8話が2日に放送され、初回冒頭の伏線を回収する展開に「鳥肌立った」「天才的な脚本」「神回」などの声があがっている。(以下、第8話のネタバレを含みます)
「アンチヒーロー」は、殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)の姿を通して、視聴者に「正義の反対は、本当に悪なのだろうか……?」を問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。第1話の冒頭では、明墨が接見室で「もう一度お聞きします。あなたは人を殺しましたか? 質問を変えましょう。殺人犯として生きるということは、どういうことだと思いますか?」と面会相手に語りかけるシーンが描かれていた。
第8話では、明墨が殺害事件の被告人だった緋山啓太(岩田剛典)を無罪にした理由、元検事の明墨が関与していた「糸井一家殺人事件」の全貌が明らかに。町工場の社長を殺害した容疑で逮捕された緋山は、接見室で明墨と面会。かつて闇サイトの依頼として緋山が盗撮したとある動画に、糸井一家殺人事件で死刑判決を受けた志水裕策(緒形直人)の姿が映っており、明墨は志水の無実を証明する重要証拠になると情報提供を求めた。
しかし、緋山は動画データを闇サイトの管理者・江越(迫田孝也)に送っており、明墨から江越の捜索を頼まれるも「俺は捕まってるんですよ」と協力を拒む。すると明墨は、「ここから先はよーく考えてからお答えください」と態度を改め、第1話の冒頭と同じく「緋山さん、人を殺したんですか? もう一度お聞きします。あなたは人を殺しましたか?」と質問を投げかけた。
第1話冒頭で明墨が面会していた相手は緋山で、志水の冤罪を証明する動画データを入手するために江越を追っていたことが、第8話で明らかになった。番組タイトルの表示まで怒濤の新情報と伏線回収で構成された約30分間に、視聴者も「冒頭に繋がる脚本がニクい」「ゾクゾクる」「タイトルの出し方も秀逸」と釘付け状態。クライマックスでは、伊達原検事正(野村萬斎)が江越から受け取った盗撮動画を削除する衝撃展開も描かれるなど、「神回」と絶賛する視聴者も見られた。(編集部・倉本拓弥)
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