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3児の母・杏、撮影現場で子供たちと川遊び 主演映画での“かくしごと”告白

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月8日 13時47分

 俳優の杏が8日、テアトル新宿で行われた主演映画『かくしごと』(全国公開中)の公開記念舞台あいさつに出席。3児の母である杏は、衝撃的な映画の撮影の合間で、自身の子供たちと川遊びをしていたというほっこりエピソードを明かした。この日は中須翔真、奥田瑛二、メガホンを取った関根光才監督も来場した。

 北國浩二の原作小説を映画化した本作は、事故で記憶を失った少年と出会った女性が、虐待を受けている疑いのある彼を守ろうと、母親と偽って一緒に暮らし始めるさまを描き出すミステリードラマ。満席となった客席を見渡した杏は、感慨深げな様子で「いよいよ初日を迎えることができて、万感の思いであります」とあいさつ。映画上映後に登場した関根監督も、“うそ”がもたらす衝撃的な結末を目の当たりにした観客の姿を前に「うるんでいる方もいらっしゃるように思います」と感激した様子だった。

 撮影はおよそ2年前に行われたが、その2年という年月で、中須の身長はグングン伸びていったという。スクリーンの中とは違う成長した姿を見た観客に対して「皆さん、ビックリしたんじゃないですか?」と笑ってみせた杏。中須も「10センチ伸びて、大きくなりました」とハキハキした声で返答。そのやり取りで会場は大いに沸いた。

 法に触れるうそをついてまでも少年を守ろうとする主人公・千紗子という役柄について「本当に強い女性だなと思いました」という杏は、「いろんなものをねじ伏せて、正しいと思ったこと、やりたいと思ったこと。少年を守りたいという思いで、社会の通念や法律とかも全部ひっくり返してやってのけたところが、衝撃のラストになったと思います。でも、自分だったらブレーキがかかっちゃうだろうなと想像していたので、自分としては映画で思い切りできたのは、ある意味、自分でも胸のすくところではあります」と振り返った。

 映画の撮影から2年という時が過ぎて、「中須くんもそうだし、奥田さんとも、今回の宣伝だったり、こういった舞台あいさつでご一緒して、はじめてちゃんと話せたような気がします」と振り返った杏。「それは自然光で撮るということで、日に追われて撮っていたということもあって、あまりおしゃべりする時間がなかった。奥田さんは(父親の)孝蔵さんだったので、(撮影中は)こんなに背中が伸びてなかったし、グッと背中をまるめていたので。カメラがまわっていない時もそうだったので、今回初めてわきあいあいとお話できたなと思いました」と明かした。

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