実写映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』、主演は天海祐希！特殊メイクで変身した紅子のビジュアル＆映像公開

　シリーズ累計発行部数850万部を突破する同名児童小説を実写化する映画『ふしぎ駄菓子屋　銭天堂』の主演を天海祐希が務めることが6日、明らかになった。天海が演じるのは、幸運な人だけが辿り着ける不思議な駄菓子屋「銭天堂」を営む年齢不詳の怪しい店主・紅子（べにこ）。監督をホラー映画『リング』シリーズや『スマホを落としただけなのに』シリーズなどの中田秀夫が、脚本をアニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズやアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章・後章（公開中）などの吉田玲子が務めることも発表され、公開日が12月13日に決定。天海が3時間以上かけて特殊メイクを施したという紅子をとらえたティザービジュアル＆映像も公開された。

　廣嶋玲子が作、jyajyaが絵を手掛けた原作シリーズは2013年に小説刊行が始まり、今年4月からシリーズ新章もスタート。2020年にテレビアニメ化・アニメ映画化。2023年に舞台化、任天堂Switchでゲームソフト化。2022年から西武園ゆうえんちとのコラボが継続中と、さまざまなメディア展開が反響を呼び、アジア諸国を皮切りに翻訳出版も。2023年12月に行われた東宝ラインナップ発表会で実写映画化が発表された。

　現在、木村拓哉と夫婦役で共演するテレビ朝日系ドラマ「Believe-君にかける橋-」も話題の天海。これまで映画やドラマで教師、弁護士、刑事、医師、探偵、看護師など多種多様な役柄を演じてきた天海が『ふしぎ駄菓子屋　銭天堂』で演じるのは、なんでも願いを叶えてくれる不思議な駄菓子を売る銭天堂の店主。色とりどりのガラス玉のかんざしで結いあげた真っ白い髪に、真っ赤な口紅、そして、古銭柄の赤紫色の着物が特徴。福引用の抽選器をまわして出た硬貨1枚と引き換えに、悩みを持つ客が望むお菓子を売っている。

　本作で特殊メイクを施し、年齢不詳の怪しい駄菓子屋店主に変身した天海は「紅子役をオファー頂いた時、『私で良いのだろうか』と、少々驚きましたが…とてもワクワクしてしまいました。原作は世界で人気があり、アニメーションにもなっている作品ですので、ファンの皆様の紅子像を壊さない様、演じる事を心掛けました。今回、撮影の度に特殊メイクや準備などに3時間近くかけ、紅子になっていったのですが、とても楽しかった！」とコメントを寄せている。

　ビジュアル・映像も初公開。ティザービジュアルは、「猛獣ビスケット」「型ぬき人魚グミ」「子守コウモリ」などの「ふしぎ駄菓子」が並んだ店で、飼い猫である墨丸を抱き微笑む紅子（天海）を写したもの。ティザー映像では、「テストでいい点がとりたい」「モノマネ上手になれます」「誰からも好かれるようになります」など、子供たちの切実な願いと共に、とっておきの「ふしぎ駄菓子」が続々登場。ラストは紅子の「ただし、幸せになるか不幸になるかはお客様次第」というゾクッとする一言で締めくくられている。