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松下洸平「セリフの半分以上が中国語…」 初大河で一筋縄ではいかない役柄

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月9日 20時46分

 9日放送・第23回「雪の舞うころ」では、周明がまひろに対馬に生まれ宋で育ったことを告白。12歳の時、口減らしのために父親に海に捨てられたこと、宋の船に拾われてからは牛や馬のように働かされたことなど過酷な生い立ちを語った。彼の複雑な身の上に、松下はこう思いを巡らせる。

 「周明は対馬で生まれながら、ひとりの宋人として生きねばならない複雑な宿命を背負った青年。彼は自分の居場所や拠り所がないことに対する葛藤や苦しみをずっと抱いて、生きてきたのだと思います。日本に帰ることはできないし、けれども生粋の宋人でないことも理解しているはず。宋で優しい医師(くすし)に出会い、なんとか生きるすべは身につけましたが、自分には故郷や帰る場所がないことを心のどこかで引きずり、それに対してコンプレックスを持っているのではないかと思いました。周明が抱える葛藤や壮絶な過去、影のある人物像が少しでも伝われるといいなと思いながら、彼を演じていました」

 また周明は、第22回で朱仁聡が殺人の疑いをかけられた際、証人を伴い「話があって来た!」と為時に直談判する場面があった。この時、周明は初めて日本語を発する展開となったが、松下はこの時の周明の心境を以下のように振り返る。

 「朱仁聡は周明を医師として迎えてくれ、面倒をみてくれる“命の恩人”のような存在です。第22回の最後で周明がまひろや為時たちに日本語で話すシーンがありますが、それはある意味、周明にとっても(日本語が話せることを同僚の宋人など周囲に知らしめることになるため)リスクのある行動だったと思います。それでも捕らえられた朱を守りたいという強い衝動に駆られて証人を探し直訴に出るほど、とても大切で心から尊敬する人物なのだと思っています」

 第23回では周明がまひろに宋のことばを教え、急速に親しくなっていく展開となったが、彼はまひろに「俺を信じるな」と意味深な一言をつぶやき、終盤には朱に衝撃的な言葉を放っていた。果たして彼の目的とは? その動向から目が離せない。(編集部・石井百合子)

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