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25年度後期の朝ドラ「ばけばけ」制作決定 モデルは小泉八雲の妻・小泉セツ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月12日 12時6分

 2025年度後期の連続テレビ小説「ばけばけ」の制作が決定し、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがモデルの物語であることが12日、NHK大阪放送局より発表された。ヒロインと、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションを開催して決定する予定。

 連続テレビ小説113作目となる「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を描く。原作はなく、実在の人物をモデルとするが、大胆に再構成し、 登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描かれる。

 脚本を手掛けるのは、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(第30回橋田賞受賞)、テレビ東京「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」などのふじきみつ彦。舞台は、ヒロイン・松野トキが生まれ育つ島根県から、トキの人生が進むにつれて熊本など各地に移り変わっていく。2025年春にクランクイン予定。放送は、2025年秋から始まる。(清水一)

物語

明治時代の松江。松野トキ(まつの・とき)は、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子です。松野家は上級士族の家系ですが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまいます。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごします。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込んできます。松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事です。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意します。その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのでした。トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされます。ところが、お互いの境遇が似ている事に気が付き、だんだんと心が通じるようになっていきます。しかも、二人とも怪談話が好きだったのです!
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が、夜な夜な怪談話を語り合うへんてこな暮らしが始まります−−。

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