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『インサイド・ヘッド2』興収240億円超で首位デビュー!今年最高の出足【全米ボックスオフィス考】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月17日 13時55分

 先週末(6月14日~6月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が興行収入1億5,500万ドル(約240億円)で断トツの首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べの速報値、1ドル155円計算)

 『インサイド・ヘッド2』は3月公開の『デューン 砂の惑星PART2』(オープニング興収8,250万5,391ドル・約128億円)を大幅に上回り、今年最高のオープニング興収を記録した。また、オープニング興収の1億ドル超えは、昨年7月の『バービー』(オープニング興収1億6,202万2,044ドル・約251億円)以来となる。

 アニメーション映画としては、ピクサーの2018年発表作『インクレディブル・ファミリー』(オープニング興収1億8,268万7,905ドル・約283億円)に次いで歴代2位。世界オープニング興収は2億9,500万ドル(約457億円)で、米ディズニーの発表によるとアニメーション映画として歴代最高の成績だという。なお、同作は日本、中国、フランスなど主要な海外マーケットでの公開を残しており、そんな中でのこの好成績となる。

 アメリカの大手映画批評サイト「ロッテントマト」でも批評家92%、観客96%と圧倒的な支持を得ており(前作『インサイド・ヘッド』は批評家98%、観客89%)、夏の大作として息の長い興行を続けることになりそうだ。なお、前作『インサイド・ヘッド』のオープニング興収は9,044万272ドル(約140億円)で、最終的な世界興収は8億5,885万2,998ドル(約1,331億円)だった。それだけに、続編の世界興収10億ドル(約1,550億円)超えにも期待がかかっている。

 近年、苦戦を強いられていたピクサー。新型コロナウイルスで映画館が閉鎖となる直前に公開された『2分の1の魔法』は思うような成績を上げられず、コロナ禍の『ソウルフル・ワールド』『あの夏のルカ』『私ときどきレッサーパンダ』はDisney+(ディズニープラス)での配信、そしてコロナ明けの『バズ・ライトイヤー』が興行的な失敗に終わり、『マイ・エレメント』は最終的な世界興収は健闘したものの、国内でのオープニング興収の低さが話題になった。今年5月にはレイオフ(企業の業績悪化を理由とする従業員の解雇)も行われている。

 ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)であるピート・ドクターはすでにピクサーがコストダウンに取り組んでいることを明かし、同社の今後は『インサイド・ヘッド2』の成績にかかっているとTimeに語っていた。

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