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『Ultraman: Rising』ピグモン登場が検討されていた 監督が明かす幻の別エンディング案

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月28日 8時3分

 Netflix映画『Ultraman: Rising』の監督・脚本を務めたシャノン・ティンドルがリモートインタビューに応じ、ストーリー構成や幻のエンディング案について語った。(以下、映画のネタバレを一部含みます) 

 円谷プロの人気特撮テレビシリーズ「ウルトラマン」をベースにした本作は、 ウルトラマンとして世界を守る野球界のスター選手サトウ・ケンが、“赤ちゃん怪獣”のパパとして奮闘しながら、疎遠になっていた父親との関係やウルトラマンであることの本当の意味と向き合う長編アニメーション。『スター・ウォーズ』シリーズなどのVFXを手がけるインダストリアル・ライト&マジック(ILM)がアニメーション製作を担当した。

 怪獣を全滅させようと目論むKDF(怪獣防衛隊)のオンダ博士との最終決戦を終えたケンは、エンディングでエミや親の怪獣ジャイガントロンと怪獣島へと向かった。脚本を執筆したシャノン監督によると、別エンディングではエミ以外の赤ちゃん怪獣が登場する予定だったという。「もともとはベビーゴモラ、ベビーネロンガの登場を検討していました。また、ピグモン(『ウルトラマン』に登場した友好珍獣)が登場する可能性もありました」

 しかし、それらの怪獣をアニメーション用にデザインして、実際に動かすにはかなりの費用がかかるという理由から、「結末をリライトしました」とシャノン監督。「もちろん完成版のエンディングも満足しています。ゴモラに関しては、本編でも存在が言及されていますよね。ちなみに、劇中でゴモラが襲来した白金台は、私たちが来日した時によく滞在していた場所です」

 『Ultraman: Rising』のストーリーを構築する上で意識したのは、ウルトラマンを全く知らない人でも楽しめる内容することだった。「私たちは、全ての人々をウルトラマンと結びつけられるようなストーリーを考えました。父と子の関係性を物語のテーマにしているので、家庭を持っている人や、子育てに悪戦苦闘している人が共感できることを狙っています。そこにウルトラマンの力とは何なのか、実写シリーズのレガシーなどを上手く盛り込みました」

 また、シャノン監督は「スーパーヒーローのオリジンストーリーを描くことは、すでに多くの映画でやっています。そこに続きたくはありませんでした」と本作でウルトラマンの起源に言及しなかった理由を説明している。「私も実写シリーズに初めて出会った時は、ウルトラマンの起源について全く知りませんでした。みなさんも同じ体験をしていたと思います。ウルトラマンに関する知識は必要なくても、物語に入り込めること。それこそが、サトウ・ケンの物語を語る上で重要なことでした。『ウルトラマン』のハヤタ・シン、『ウルトラセブン』のモロボシ・ダンがそうであったように、サトウ・ケンも観客が共感できるキャラクターなのです」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

Netflix映画『Ultraman: Rising』全世界独占配信中

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