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草なぎ剛、涙する服部樹咲をねぎらう『ミッドナイトスワン』185週のロングラン上映に幕

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月26日 16時38分

 服部は撮影を振り返り、「自分が楽しかったとか、現場の雰囲気は鮮明に覚えているんですけど、スタッフさんの動きや、監督の動きを見ていなかったのが惜しいなと思っていて。だから大人になった今、もう一回、監督の現場に入ってみたいし、草なぎさんとも演技したい」と再タッグを熱望する。それを聞いた草なぎも「それは集中してたんだよ。余計なものを見ないで向き合ってたんだよ。すばらしいね。また違う役でお仕事したいね」と返答し、「お互い、あの時にしかできない表現があったから。樹咲ちゃんを見るとグッときちゃうな」としみじみ。

 さらに「『ミッドナイトスワン』があるから今の僕はいる。映画は自分の人生において大きなものなので。凪沙に出会えたから、今の最高な自分になったと思う。一果ちゃんもそうですが、監督がいい役にめぐり会わせてくれたおかげで、幸せな4年を生きられています」と力を込めた草なぎ。そして服部が「当時は夢みたいで。実感も沸かずに頑張っていましたけど、この間ふと思ったのは、女優としてはあれがデビュー作でしたけど、バレエで言うと集大成みたいなものだったな……」と語ると、その瞳からはみるみる涙が。

 その気持ちをおもんばかるように、草なぎも「樹咲ちゃんは本当に大変だったんですよ。セリフも初めてだし、踊りもやらないといけなかったから。だから世界中のプロのバレエダンサーが見ても、きちんと踊れるようにしていたから」と語ると、内田監督も「コロナで撮影も中断しちゃって。その間、練習もストップしてしまったから、すごく苦しくて。気持ちをつなげるのも大変だったからね」と服部の頑張りをねぎらった。

 そんな二人の俳優を見て、内田監督は「ほぼ4年ぶりにお会いしたんですけど、ふたりとも大切な俳優さんなので。大切な作品でいつかご一緒したいなと思っていて。樹咲ちゃんに関しては見守るみたいな。そういう日がきたらまた一緒に仕事したいなと思っています」とコメント。3人のタッグを期待する会場からは、大きな拍手がわき起こった。

 最後に草なぎは「自分でも信じられないんですよね。凪沙という役を自分がやったというのは。5年も前ですし。もしかしたら自分の中に、自分の知らない何かがあるのかもしれない。それはすてきなことで。なので、自分の可能性とか、自分の未来を諦めないでもらいたいなと、そんなことを言いたいですね。そんなことを、凪沙を通じて思いました。大変なことがあっても、自分も知らない自分が必ず眠っていると思うし、乗り越えるチャンスがあると思うので。この映画で前向きになってくれたら」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

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