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矢部太郎の「光る君へ」ユニークなイラスト話題!「リアルタイム視聴が鉄則」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月23日 21時15分

 一方で、矢部が毎回放送後に自身のSNSに投稿する「光る君絵」も話題だ。投稿することになったきっかけについて矢部は「皆さんの絵を見て嬉しい気持ちもあるので、僕も参加したいなと思って。僕、朝ドラの『スカーレット』の時にも描かせていただいていて、今回(『スカーレット』に参加していた)制作統括の内田ゆきさんや演出の中島由貴さんなどがいらっしゃって、“矢部くん、また描いてくれないかな”と言われたりもしたので描き始めたんです。描いてはいたんだけど、その後、全然見たとか言われなくて、この間初めて中島さんに“あれよかったですね”みたいに言われて、ああ見てくれたんだと(笑)」

 矢部が描く絵は、場面のユニークな切り取り方が注目を浴びている。劇中のシーンをそのまま絵に起こすというわけではなく、登場人物の後ろ姿や手など部分的な描写が多い。例えば、追い詰められた藤原定子(高畑充希)が衝動的に髪をおろしてしまった第20回では、のど元に刀を当てる定子が描かれ、その刀には心配のあまり仮装して潜入していた清少納言(ファーストサマーウイカ)とまひろの姿が映っている。緊迫感とユーモアが混在したシーンの特徴を一枚絵で切り取った見事な構図だ。

 「なんか観て思ったことをそのまま描いている感じかもしれないですね。印象を絵にするっていうか。例えば、第20回のシーンはああいうシーンだったなって僕は思ったんですよね。清少納言とまひろ様のユーモラスなところから始まって、ああいうショッキングなことがあって。言葉で説明するのは難しいんですけど、まひろ様の背中とかを描くことが多いかもしれないですね。そう考えると乙丸の目線っていう感じかもしれません」

 第5回でまひろが道長と密会するシーンは廃邸だったのが、矢部の絵では情景が竹林へと変えられている。「あれは初回で道兼がちやはを刺した時の話をまひろ様が道長にお話するところですよね。だから、その時の竹林と廃邸を重ねて描いたという。伝わらないかもしれませんが、僕はそういうふうに感じてそういう絵にしましたけども、わからなすぎたかもしれないなと反省していました」

 絵のテイストは話ごとに異なるが、総じて貫いているのが「ユーモア」。第18回では清少納言とまひろが巨大なかりんとうの上で歓談する絵になっている。「物語の中では悲しいことがいっぱいあるから、ユーモアのある絵もあったらいいかなと思って。かりんとうは、単純に美味しそうだなと思ったというのもあります。食べたいなって(笑)」

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