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「光る君へ」渡辺大知、人生初の推しはSMAP 「推しは生きる力になる」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月23日 20時50分

 吉高由里子がまひろ(紫式部)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で平安時代の公卿・藤原行成を演じる、ミュージシャン、俳優の渡辺大知。行成は書の達人としても知られ、ドラマでは藤原道長(柄本佑)の政権下で蔵人頭に抜擢されると、細やかな気遣いで実務に能力を発揮し、欠かせない存在として支え続ける。渡辺は行成について「力を持つことよりも自分の仕える人物の思惑を叶えるべくサポートすることがモチベーションとなっている」というが、そんな“推しパワー”について自身の経験を交えながら持論を語った。

 平安時代の貴族社会を舞台に、1,000年の時を超えるベストセラーとなる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)や社会現象を巻き起こした恋愛ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの大石静によるオリジナル脚本で描く本作。行成は幼いころから藤原道長(柄本佑)、藤原公任(町田啓太)、藤原斉信(金田哲)と共に学問や趣味に切磋琢磨し、早々から出世欲に燃えていた公任や斉信と比べておっとりした性格。状況によって立場を変える二人と異なり、いついかなる時も道長の力になってきた。

 そんな行成について、渡辺は「行成は自分が力を持つことよりも人の欲望をどう叶えるか、それこそ自分の仕える道長や一条天皇(塩野瑛久)の思惑みたいなものを、どうサポートできるだろう、どうしたら認めてもらえるだろうとかっていうことが大事なのかなというふうに思っています。役づくりについても、自分の意見を押し出すというよりも人を見たり、人の考えをキャッチしようとするみたいなところが見えるように意識しています」と分析する。

 行成が劇中、最も多く時間を共にしているのが道長。6歳上の道長にかねてから心酔してきた行成だが、いったいどこに惹かれているのか。渡辺は、行成と道長の不思議な巡り合わせにも心を動かされたという。
 
 「道長の底知れなさ、ではないでしょうか。人って相手のことが“見えない”とすごく気になると思うんですよね。道長に関しては、幼いころはお兄さんのような存在だったと思うんですけど、その中でも一番心の読めない人。道長の思惑は自分の手に収められないような、雲を掴むような感じというか。道長はすごく思いがあって、政治、人としての生き方にもすごく思いのある人だと思うけど、それをあまり表に出す人じゃないので、この人はどういうことを考えて、どういうものを目指しているのかっていうのが行成に見えないからこそ、すごく気になる存在になっていったんじゃないかなと思います。それはある種、恋心にも似た感覚なのかなと。これは史実にもあるんですけど、道長と行成って同日に亡くなるんですよね。クランクイン前にその事実を知った時には、不思議な運命の巡り合わせにドキッとしましたし、自分も意図してないようなところでこの人を支えたいとか知りたいとかっていう思いみたいなものが行成の生きる糧になっていたのかなっていうふうに妄想していました」

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