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吉田美月喜『ルックバック』公開後にエゴサ 「少しホッとした気持ち」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年6月29日 12時12分

 女優の吉田美月喜が29日、声優を務めたアニメーション映画『ルックバック』(公開中)公開記念舞台あいさつに河合優実、押山清高監督と共に登壇。サプライズで押山監督直筆のイラストをプレゼントされた吉田が、河合に「同居」を提案する一幕もあった。

 「チェンソーマン」などの藤本タツキの同名漫画に基づく本作。漫画を描くことが得意な小学校4年生の藤野(声:河合)が、漫画好きという共通点を持つ不登校の京本(声:吉田)と共に漫画制作に没頭していく姿を描く。

 オーディションで役を勝ち取った吉田は、本作が声優初挑戦。演じた京本は早口で方言を喋る引きこもりの女の子という難易度の高い役だった。吉田は「情報解禁されたとき、皆さんの反響をすごく感じていたので、わたしが演じる京本を受け入れてもらえるのかすごく緊張感があった」と胸の内を明かす。

 そんなドキドキの映画が昨日公開。吉田は「映画をご覧になった皆さんの感想を追っていました」とエゴサーチをしたことを明かすと「嬉しい言葉をたくさんいただき、少しホッとした気持ちです」と安堵の表情を浮かべる。

 初のアフレコについて吉田は「お芝居をするとき、基本的にブースのなかは優実ちゃんと二人だけなんですよね」と収録を振り返ると「わたしたちの見えないところからディレクションを受けることで、かけていただける言葉の意味を普段よりもしっかり考えるようになりました」と声優という仕事ならではの気づきに触れる。

 河合演じる藤野、吉田演じる京本共に、漫画に熱中することで未来を切り開く。そんな設定にちなんだトークで「いま熱中していること」を聞かれた吉田は「興味があることがすべて演技に関わってくるんです」とつぶやくと「例えばいま歌やキックボクシングをやっているのですが、それはどこかで演技に役立つかなと思って……」と現在の行動のすべてが「芝居のプラスになれば」という思いだという。

 同様の質問に河合も同じような回答をするほど、一つの作品に向き合うことに全神経を集中させる二人。そんな彼女たちに押山監督はサプライズで、直筆の似顔絵をプレゼント。河合はクールにマイクに向かっている姿、吉田は無我夢中でアフレコに挑む姿が描かれているが、どちらも演じた藤野、京本と佇まいが似ている。

 押山監督は「オーディションで二人が決まる前からキャラクターのデザインはある程度決まっていたのですが、お二人になったあと、だんだんと絵がそれぞれの顔に寄っていってしまった」と笑うと、河合も吉田も「似ているかも」と同意していた。

 「本当に嬉しい」と感情を爆発させた吉田は、河合の絵を見つめて「二つ一緒に並べて飾りたいね。一緒に住むか?」と提案。河合も「一緒に住むしか選択肢がないね」と笑うと、司会者も「色紙きっかけでルームシェアがあり得るかもしれませんね」とあおっていた。(磯部正和)

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