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満席続出のヒット!『ホールドオーバーズ』名優ポール・ジアマッティ全力疾走の本編映像公開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月3日 15時0分

 7月1日までの11日間で興行収入5,000万円を突破するヒットとなった映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』(公開中)から、学校一嫌われ者の初老教師と問題児の生徒にふんした名優ポール・ジアマッティと新星ドミニク・セッサの息の合った掛け合いがみられる本編映像が公開された。

 『サイドウェイ』で見事なコンビを見せたアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組み、第96回アカデミー賞で作品賞をはじめ主要5部門にノミネートされた本作。1970年のボストン近郊にある全寮制の名門校を舞台に、生徒からも教師仲間からも嫌われている古代史の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)と優秀だが反抗的な生徒アンガス(ドミニク・セッサ)、ベトナム戦争で一人息子を失ったばかりの料理長メアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)の3人が、クリスマスと新年を共に過ごすなかで寄り添っていくさまが描かれる。全国54館で公開中の本作は平日でも満席になる劇場も多く、公開11日間で観客動員数3万6,799人・興行収入5,066万6,720円を記録。TOHOシネマズシャンテの6月29日と30日の動員は初週比128%で、他にもいくつかの劇場で週末の数字が前週超えで推移している。

 公開された本編映像は、ハナム先生が生徒のアンガスを全力疾走で追いかけるシーンを切り取ったもので、物語が動き出すポイントともなるシーン。朝食の途中で席を立ったアンガスが寄宿舎から抜け出そうと、ホテルに電話をかけ空室を尋ねる。そこへハナム先生が現れ「何のマネだ。罰に値する!」と怒鳴り、アンガスは「ここにいることが最大の罰だ!」と聞き入れず走り出す。

 追いかけるハナムに近くにあったごみ箱をなぎ倒し、挑発するアンガス。ハナムはムキになって追いかけるも初老ゆえに体力もなくすぐに追いつくはずもなく、アンガスはニヤニヤ。そして、その先にある立ち入り禁止の体育館で思わぬ出来事が発生する。

 ハナムと料理長のメアリーと3人ぼっちになってしまい、ハナムに対して“外に出たい”と反抗するアンガス。本シーンをきっかけに二人の心が触れ合い始め、物語が徐々に動き出していく。

 ハナムを演じたポール・ジアマッティは、本作でスクリーンデビューを果たしたアンガス役のドミニク・セッサに対し、「本作でうれしかったことのひとつは、ドミニクと共演できたことと言っていい。彼の成長には驚かされたし、それを間近で見られるのは素晴らしいことだよ。一緒に過ごしていて本当に楽しかった」と絶賛。それに対しドミニク・セッサは「ポールとの共演は、特別レッスンを受けるみたいだった。僕から尋ねる質問も演技そのものではなかった。どちらかと言えばシーンを撮り終えた後に聞きたいことが出てきた。”こうすればよかった”とね。ポールはそれに対する答えはくれなかった。それよりも似た思いをした時の実体験や、彼がどう成長してきたかを話してくれた。自分の演技に対する不満は成長するのに必要だと思えるようになった」と答えており、撮影を通じて芽生えた信頼関係がうかがえる。(石川友里恵)

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