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要潤「王騎は大沢たかおそのもの」 共に歩んだ7年振り返る

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月6日 7時15分

 騰と王騎のシーンでは、「原作にもあるように、二人の掛け合いではちょっと面白い部分を出したいなと思っていました。この二人ってすげえ仲いいんだなって(笑)、そういうホッとした部分を出せたら」と思いながら演じていたという。前作『キングダム 運命の炎』では、二人が「やる気満々」という言葉で張り合う姿もあったが、その撮影は要も「楽しかった」と微笑む。

 シリーズ4作を通して最も思い入れの深いのも、やはり大沢との共演シーン。最新作で王騎や信たち主要キャストが勢揃いする場面だという。

 「感情と真逆の芝居をしたというか、騰は将軍として強く、凜として構えていなきゃいけないので、ここはポーカーフェースを貫くしかないなと思って演じたシーンでした。その撮影現場の雰囲気も本当に良くて、普通は本番の撮影中以外は、俳優それぞれが休憩場所に移動したり、会話することもあるのですが、みんなが黙って現場に居て、スタッフも淡々と準備し、すごく静かで、集中している感じがあった。多分、誰もが原作でもすごく印象に残ったシーンだと思うので、その撮影を絶対に成功させるんだという、みんなの気持ちが一つになっていたように感じましたね」

 最終章とも謳う最新作で、シリーズは大きな区切りを迎えるが、原作でいうと騰の本格的な活躍はこれから。実写映画シリーズが今後も続くのかはわからないが、続編について個人的希望を聞くと少し意外な答えが返ってきた。

 「1作目の撮影が始まった時、続編をやれるかどうかは決まってなかったけれど、今回の物語に向かってやっている思いは自分の中にありましたので、僕としても完全燃焼というか、節目を迎えた思いはありますね」

 とはいえ、原作も読み続けており、騰が戦っている時には「頑張れ!」「死なないでくれ!」と感情移入して読んでしまうそうで、作品と役への愛情は深く「もちろんできることならずっと演じさせていただきたい作品」だという。「7年くらい、ず~っと騰のことを考えてきたので、『終わりです!』と言われても、なかなかパッと抜けられるとは思えない。考えるのが苦しい役もありますが、騰に関しては考えていてもすごく楽しいので、ずっと考え続けていきたいなとは思いますね」と言い、観客から続編を求められることに期待していた。

 これまで幅広い役を演じてきた要は、『キングダム』シリーズ以外にも、俳優デビュー作「仮面ライダーアギト」から近年の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」シリーズまで、身体的負担の大きい芝居が求められる作品にも出演している。学生時代に陸上選手として活躍していただけにアクションは得意かと思いきや、「身体がでかいせいかキャスティングされやすいのですが、本当はあまり得意じゃないんです(笑)」と苦笑する。

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