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「虎に翼」寅子が怒ったのはなぜ?伊藤沙莉が明かす舞台裏

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月5日 12時1分

 連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)より、主人公・佐田寅子を演じる伊藤沙莉の公式インタビューが公開され、4日放送の第69回で描かれた寅子と恩師・穂高重親(小林薫)のやり取りの舞台裏が明らかになった。

 第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」から第14週「女房百日 馬二十日?」を振り返った伊藤。印象深かったシーンや、 穂高とのシーンでは「なぜここまで怒るのか?」と悩み、監督に相談したことなどを明かした。

 「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナル作品。脚本を吉田恵里香が担当し、「ひよっこ」(2017)以来2回目の朝ドラ出演となる伊藤が初主演を務める。(清水一)

Q:東京家庭裁判所判事補・最高裁判所家庭局事務官としての歩みがスタートして早々に、よね(土居志央梨)や轟(戸塚純貴)と再会しましたね。

 寅子としては、二人と再会できてすごくうれしかったです。それと同時に、失った信頼をどう取り戻していくかという試練もあって。やっぱり彼女は、何においても女子部の存在が軸にありますし、特によねさんは一番の戦友でしたので。だから、来るなと言われても何度も会いに行くんですよね。演じている私ですら、もうやめたら!? と思うくらい。よねさんは彼女のなかで大きな存在ですし、どこかでつながっていると信じているから、寅子は諦めきれないんですよね。

Q:この週で、演じていて印象深かったシーンを教えてください。

 戦争孤児たちがたたずんでいる道を歩くシーンはよく覚えています。道男(和田庵)を探している場面だったので止まらずに歩かなければいけなかったのですが、子どもたちがどんな思いでそこにいるんだろうと考えたら、立ち止まらずにはいられなくて。トラちゃんではなく私個人として、通り過ぎることが冷たいと感じてしまったんですよね。でもそれは表面上の優しさで、私自身の甘さだなって。もしこれが現実の世界だったら、立ち止まって何かするよりも、もっと広い視野でこの子たちを助ける解決方法を探らなきゃいけないと思うので。撮影中はそんなことを考えながら、もがいていました。

Q:週の終わりには、はる(石田ゆり子)が突然の死を迎えます。

 ここは特に、花江(森田望智)のありがたみを感じましたね。一緒に泣いて、母を弔ってくれる親友が家族としていてくれる。それがこんなにありがたいことだったんだと、寅子は母の死をもって実感したんだと思います。撮影では、望智の存在がすごく支えになりました。日記を燃やすシーンでは、炎に日記をくべるお芝居をしなきゃいけないのに、なかなかできなくて。もし私一人だったら、どうなっていたんだろう。望智に感謝です。

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