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ミニオン強し!『怪盗グルーのミニオン超変身』首位デビュー【全米ボックスオフィス考】

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月9日 16時31分

 先週末(7月5日~7月7日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、イルミネーションのアニメーション映画『怪盗グルー』シリーズ第4弾『怪盗グルーのミニオン超変身』が興行収入7,500万9,210ドル(約120億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル160円計算)

 スピンオフ『ミニオンズ』シリーズも含めると6作目となり、オープニング興収は『ミニオンズ』(2015)、『ミニオンズ フィーバー』(2022)、『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)に続き4番目という成績。しかし本作は祝日である独立記念日をターゲットに7月3日から公開されており、公開から5日間で興収1億2,260万9,535ドル(約196億円)を稼ぎ出している。

 イルミネーションは比較的抑えた予算でヒット作を出すことに定評があり、本作の製作費はディズニー&ピクサー作品の半額程度となる1億ドル(約160億円)。世界興収は2億3,096万7,535ドル(約370億円)に達しており、ミニオンたちの変わらぬ人気ぶりを見せつけた。新作では赤ちゃんが生まれて6人家族となったグルー家に新たな危機が迫るほか、スーパーパワーを手に入れた“メガミニオン”たちが大騒動を巻き起こす。

 3週にわたって首位をキープしてきたディズニー&ピクサーの『インサイド・ヘッド2』は、興収3,031万4,459ドル(約49億円)でワンランクダウンの2位。変わらず好調で累計興収は5億3,413万8,158ドル(約855億円)、世界興収は12億1,979万3,413ドル(約1,952億円)に達している。

 初登場組では、タイ・ウェスト監督による三部作ホラーの完結編『マキシーン(原題) / MaXXXine』が4位、多くの親のいない子供たちを救った教会の実話を基にした『サウンド・オブ・ホープ:ザ・ストーリー・オブ・ポッサム・トロット(原題) / Sound of Hope: The Story of Possum Trot』が7位にランクイン。『マキシーン(原題)』は、完結編にしてシリーズ最高のオープニング興収となる670万5,038ドル(約11億円)を上げた。(編集部・市川遥)

7月5日~7月7日の全米ボックスオフィスラキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『怪盗グルーのミニオン超変身』
2(1)『インサイド・ヘッド2』
3(2)『クワイエット・プレイス:DAY 1』
4(初)『マキシーン(原題) / MaXXXine』
5(4)『バッドボーイズ RIDE OR DIE』
6(3)『ホライズン:アン・アメリカン・サーガ − チャプター1(原題) / Horizon: An American Saga − Chapter 1』
7(初)『サウンド・オブ・ホープ:ザ・ストーリー・オブ・ポッサム・トロット(原題) / Sound of Hope: The Story of Possum Trot』
8(5)『カルキ2898 AD(原題) / Kalki 2898 AD』
9(6)『THE BIKERIDERS(原題)』
10(19)『フォールガイ』

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