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眞栄田郷敦、女性的な服を着こなす高橋文哉に「かわいかった」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月10日 18時45分

 俳優の眞栄田郷敦が10日、渋谷ストリーム前の稲荷橋広場で行われた映画『ブルーピリオド』(8月9日全国公開)の渋谷プレミアに高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、萩原健太郎監督と出席。イベント途中、小雨が降るひと幕もあったが、眞栄田はそんな中でも「泣ける作品」である本作への思いを熱く語った。

 累計発行部数700万部を突破する、山口つばさの人気漫画を実写映画化した本作。充実した日々の一方でむなしさも抱える高校生が、一枚の絵をきっかけに美術の面白さに目覚め、国内最難関の美術大学を目指して奮闘するさまを描き出す。眞栄田は周囲の人望も厚く成績優秀だが、空気を読んで生きる日々に物足りなさを感じる主人公・矢口八虎を演じている。

 八虎が美術の世界に飛び込むきっかけとなる重要な場所が渋谷の街であることから、この日は、渋谷の地を青に染めるブルーカーペットイベントが行われた。会場は、駆けつけた多くのファンの熱気であふれており、眞栄田は「映画でも大事なロケ地となる渋谷でこういうイベントができて。皆さんに少しでも映画の魅力を伝える機会をいただけて本当にうれしく思います」とあいさつした。

 「情熱」をテーマとした本作について、萩原監督は「つくっていて思ったのが、好きなものを堂々と好きと言いたくなるような、そういう作品になったんじゃないかと思います」と自負する。続く眞栄田も「パワーをもらえる作品なのかなと思いますね。それぞれの登場人物が、自分の好きなことに向き合って、いろんな感情になると思うんですけど、その美しさを描いているので。見終わった後に、単純に頑張ろうと思えるような作品になっているんじゃないかなと思います」と誇らしげに語った。

 劇中で絵を描くシーンは、代役を立てず、役者本人が描いているという。「もちろん描くということもそうなんですけど、それだけでなく、見るということも大事だと思っていて。それによって微妙な視点だったり、目の芝居が変わってくるのかなと思って。皆さんには吹き替えなしでやってもらいました」と切り出した萩原監督は、「絵を描くという行為は一緒でも、実際にやってみるとそれぞれに個性が出てきて。たとえば(眞栄田)郷敦でいえばめちゃくちゃ集中力があるので、ずっと絵に向かっていました。それぞれ特長が出ていて面白かったですね」と振り返る。

 女性的な服装を着こなすクラスの人気者“ユカちゃん”こと鮎川龍二を演じる高橋は、難役に挑むにあたり「自分と役を分けないこと。高橋文哉自身がかわいくなるために何をしたいかと思うように、ユカちゃんの気持ちを理解して。かわいいということへの魅力を感じて。そこを理解すると、そこからは普通の役づくりと変わらないので、エステに行ったりとか、可愛くなるための努力をしたり。テクニカルなことでいうと、歩き方とか姿勢とか、一瞬も気を抜くことがないくらい全身に神経をわたらせて、ユカちゃんとしての美学を詰め込みました」と述懐。

 そんな高橋を優しいまなざしで見守りながら「かわいかったですね」と笑う眞栄田は、「現場は和気あいあいで雑談をいっぱいしたというよりは、言葉は少なかったけど、役を通して徐々に距離が近づいていったという感じがあります」と撮影現場を振り返った。

 「熱く泣ける作品」と評判の本作。眞栄田は「本当に作品をやってて熱かったし、泣けた感じですかね。僕も八虎と一緒に絵を始めて、八虎と一緒に苦しんで、家族とぶつかって。合格発表のシーンも撮影の最後の方だったんですけど、やってきた1か月半のことを思い出して。エモーショナルになった瞬間もありましたし、撮影自体が熱く泣ける瞬間だったなと思います」と本作への思いを熱く語った。(取材・文:壬生智裕)

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