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実写映画『キングダム』王騎が登場しない選択肢も 松橋P、反響呼んだ“大沢版王騎”のスタートを振り返る

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月14日 7時15分

 今でこそ、大沢演じる王騎は実写映画シリーズの中で屈指の超人気キャラクターとなったが、第1作の時はここまでは予測できなかったという。

 「昨今『るろうに剣心』『キングダム』を経て、漫画の実写化に対する世間の見方もだいぶ変わってきていると思うんですけど。発表したら大炎上するであろうことも承知の上で“炎上をひっくり返しましょう”っていう話をスタッフ、キャストのみなさんにしながら作っています。大沢さんにも“中でも王騎将軍が一番炎上するかもしれません”という話もさせていただきました。でも大沢さんは挑戦するハードルが高ければ高いほど燃えてくださる方なので、だからこそやりましょうよっていうような話をしました」

 大炎上も危惧していた大沢版王騎。だが、ふたを開けたらその存在感と再現度の高さに原作ファンも熱狂した。その理由については「やっぱり大沢さんの役に対する真摯な向き合い方なんだと思います」と松橋P。

 「大沢さんにオファーしたときには、世間はおそらくスマートでスラッとしたイメージを持っていたと思うので、“いやいや、そんなの無理でしょ”と不安視するご意見は必ず出てくるだろうと。でも、私は大沢さんがものすごいアプローチをする方だとわかっていたので不安はありませんでした。結果、当時16キロも体重を増やし体をつくってくださって期待以上の王騎が誕生したので、観てくださる方も感じ入るものがあったのだと思います」

 その王騎について、第4作での見せ場をネタバレなしを前提に聞くと、第一に吉川晃司演じる宿敵・ホウ煖とのバトルを挙げた。

 「日本ではあまり見たことのないようなヘヴィー級のバトルを実現したかった。例えば『るろうに剣心』では日本人の体型に合わせ飛んだり跳ねたりと俊敏さを生かした軽量級のアクションが表現されましたが、ハリウッド映画の『ハルク』『ダークナイト』シリーズのように巨大なキャラクター同士がぶつかる衝撃を表現するのは日本映画ではなかなか難しいと思うんです。でも、今回の物語であればそれができると。そのバトルの中にちゃんと王騎、ホウ煖それぞれの物語があり、それを取り巻くみなの物語が集約されていく。本作を一言で表すなら継承の物語。加えて“今がどういう状況で、どういう危機を迎えていて、敵からどんな作戦が仕掛けられたのか”といった戦局を細かいところまで、費用をかけてビジュアルで見せることで“本当にこんなヤバい状況になったら一体どうなってしまうだろう!”と、彼らと共に戦場を体感するかのように、ドキドキしながら観ていただけたら」と自信を見せた。(編集部・石井百合子)

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