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高畑充希、塩野瑛久の言葉が励みに 「光る君へ」で愛に生きた中宮をまっとう

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月21日 20時45分

 定子にとって愛すべき存在である一条天皇。一方で「この人に見放されたら一族が失脚し、自分と子供も行く場所がなくなる」という保身的な意味も強くなっていく。そんな定子の思いに対して「一条天皇はとにかく愛一本勝負(笑)」と高畑は笑うと「その温度差から男女の考え方の違いも見えてくる。天皇への愛、家族への思い……。定子の心はどんどん混とんとしてくるんです。特に出家してからは、監督に『あざとすぎないですか』と聞いていた」そうで、一条天皇とのシーンは時間を重ねていけばいくほど、難しいものになっていったという。

 そんな状況を「真綿で首を絞められるような苦しさでした」と振り返る高畑。それでも「全力の愛」を定子に注ぐ一条天皇を実直に演じた塩野には「本当にまっすぐに向き合ってくださったので、不安はありませんでした」とすがすがしい表情。さらに「塩野さんは顔が彫刻のようにキレイで平安の衣装が似合っていたので、同じ画面に並びたくないな……と毎日思いながら撮影していました」と笑っていた。

 一条天皇との3人目の子を出産し、25歳で命を落とした定子。7月21日放送・第28回でこの世を去ったが、高畑に「定子は幸せだったのか」と問うと「すごく難しい質問」と苦笑いを浮かべ「一般的な幸せを知らない方だったのなら恵まれた人生だったのかも……と思うのですが、定子は幼少期、とても家族に愛されて育ったという記憶があるので、やはり最後家族がどんどん離れていってしまったのは可哀そうだったと思います」と考えを巡らせる。

 それでも高畑は「定子は一度絶望し、死にたい……という気持ちになりますが、基本的にどれだけ落ちた状態でも幸せを見つけたいと思う気力を持っていた女性だと思うんです」とも言い、「そういう思いを常に持っていた女性だったので、最終的には幸せだったのかなとは思います」と見解を述べていた。(取材・文:磯部正和)

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