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『デッドプール&ウルヴァリン』はマルチバースの使い方が天才的!カサンドラ・ノヴァ役俳優、ライアン&監督の手腕を絶賛

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月23日 21時10分

 マーベル・スタジオ最新作『デッドプール&ウルヴァリン』(7月24日最速公開)で悪役カサンドラ・ノヴァを演じたエマ・コリンがリモートインタビューに応じ、初登場となるキャラクターのアプローチ方法や、ショーン・レヴィ監督&主演のライアン・レイノルズが手がけた脚本について語った。

 マーベルの破天荒ヒーロー・デッドプール(ライアン)と、『X-MEN』シリーズの人気キャラクター・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)がタッグを組み、世界の命運をかけたとある壮大なミッションに挑む本作。カサンドラ・ノヴァは、二人の敵であること以外は謎に包まれている。原作コミックでは、X-MENの創始者であるチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXに深く関係するキャラクターだ。

 ネタバレを含むため、カサンドラの能力について詳細には語れないというエマは、「カサンドラを演じる上で、まず原作で描かれているオリジンストーリーを読みました。チャールズ・エグゼビアとの壊れた関係性が、彼女を演じる際のモチベーションになっています」と役へのアプローチ方法を明かす。

 「彼女のストーリーを表現する中で、私は最終的にカサンドラをヒーローとして演じました。彼女は自分の行動に確信を持って動いており、計り知れない力を持つミュータントです。自分の力を持て余しているため、同種をおもちゃのように扱っています。それは、デッドプールやウルヴァリンに対しても同じです。特にウルヴァリンには、X-MENというつながりがあるため特別な魅力を感じています。ウルヴァリンとのシーンでは、彼女の脆弱性を目撃することになると思います」

 カサンドラを自由に演じることができたのは、ライアンとショーン監督のおかげであるとエマは語る。「ライアンとショーンは、撮影現場でいつも即興演技を許してくれて、キャラクターを深掘りできるように努めてくれました。本当に遊び場みたいな現場で、とても楽しかったです」

 R指定で製作された本作は、過激なジョークやバイオレンスアクションが注目されがちだが、エマは「友情ついての感動的な物語で、各キャラクターの心情が描かれています」とアピール。そのバランスは、ライアンとショーン監督によって絶妙なものになっているという。

 さらに、マルチバースの使い方についても「悪用ではなく、物語を成り立たせるために活用しています。本当に天才的なんです」と明かしたエマ。「重要なのは、この映画が他のマーベル作品や『デッドプール』シリーズを一度も観たことがない人でも楽しめる、単独作品になっているということ。事前知識がなくても、映画館に行って、映画を観れば楽しい時間を過ごすことができるはずです」と公開を待ち望む人々へ呼びかけた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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