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「新宿野戦病院」ヨウコと高峰家の関係が明らかに…はずき役・平岩紙の熱演に反響

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月25日 1時32分

 宮藤官九郎が脚本を手掛け、小池栄子と仲野太賀がダブル主演を務める連続ドラマ「新宿野戦病院」(フジテレビ系・毎週水曜22時~22時54分)の第4話が24日に放送。小池演じる元軍医の主人公ヨウコ・ニシ・フリーマンの過去が明かされる展開に、SNSでは視聴者から驚きの声があがった。(ネタバレあり。以下、第4話までの展開に触れています)

 本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に、アメリカ国籍の元軍医ヨウコ(小池)やチャラい美容皮膚科医の高峰享(仲野)ら個性豊かな医師たちが、さまざまな背景を持つ“ワケあり”の患者たちの命と向き合う救急医療エンターテインメント。

 第4話では、病院に侵入した謎の米国人マイケルに襲われたヨウコが死闘を展開。危機一髪の中、トー横キッズのマユ(伊東蒼)が、ペヤングの熱湯をマイケルにかけてヨウコを救い、無事マイケルは警察に逮捕される。ヨウコには米国で売人の薬物を奪って燃やした過去があり、それがきっかけで売人から命を狙われ、日本に逃げてきた先で「聖まごころ病院」で働くことになったのだった。

 さらに、かつて享が枕営業をしかけた謎の美容系インフルエンサー、イ・オンナが、ヨウコの実の母リツコ・ニシ・フリーマン(余貴美子)だったことも判明。そして実は「聖まごころ病院」の院長・高峰啓介(柄本明)とリツコは40年以上も前からの知り合いであり、ヨウコは、啓介とリツコとの間に生まれた娘であることが明かされた。

 この事実を打ち明けられた、啓介と妻・みづき(松金よね子)との間に生まれたはずき(平岩紙)は動揺を隠しきれない。自分は外科医を志しながらも挫折し、医師の資格がないこと、医師と結婚できていないことに強いコンプレックスを抱く一方で、ヨウコは医師となり病院で働いている。

 「父さんが浮気性なの知ってたし、母さんと喧嘩してるのとか見てたし、隠し子くらいで驚かないけど、医者って…よりによって、医者になるかな?」と胸の内を吐き出したはずきは、「継がせるつもり? ヨウコさんに、病院。いいけど、別に! でも、私がどんな思いであの病院で働いてるか、ちょっとは考えてからにしてよね!」と激昂。さらに「聖まごころ病院」で16歳にして子供を産んだばかりの少女カスミ(谷花音)に対して「勝手に子供作って勝手に産んで、捨てようと思ったけど、やっぱり可愛い。馬鹿か。想像力が足りない」「望まれずにこの世に生まれた子はずっと辛い。ずっと苦しいの。忘れないで」と厳しい言葉を投げかけてしまう。

 ヨウコの出生の秘密と共に、はずきのやり切れない思い明かされる展開に、視聴者もX(旧Twitter)で「はずきさんの心の叫び痛々しい」「はずきさんの気持ちを考えると胸がえぐられる思い」「はずきの心の痛みがどっしり伝わった。クドカン、こういうのも上手い」と反応。また、はずきの複雑な心情を熱演した平岩にも「平岩紙さんがとにかく凄くて圧倒された」など称賛が寄せられている。(西村重人)

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