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78歳の伝説的アクションスター“和製ドラゴン”倉田保昭、幻の傑作が公開!「パワーを感じていただけたら」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月27日 16時46分

 本作の製作・監督・脚本を手掛けたウー・シーユエンは、『ドランク・モンキー/酔拳』でジャッキー・チェンをブレイクさせたほか、『ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱』『グランド・マスター』など香港映画史に残る重要作品を数多く製作した香港映画界の重鎮。長らく幻の作品とされていた今回の2Kリマスター版上映が実現したのも、彼の協力があってのことになる。

 倉田は「先週、香港にウー・シーユエンさんに会いに行きました。二人だけで5時間くらい話した中で、この映画の話も出て。当時、中国は文化大革命が残っていて、国境があったので行き来できないような時代で。この映画は中国大陸がすぐ傍に見える小島で撮影したのですが、向こうを見ながら『ウー・シーユエンのバカヤロー、なんでこんなキツい撮影をさせるんだ』なんて言っていましたよ。ホテルもないような場所なので、たまの休みに船に乗って、マカオでおいしいものを食べた記憶がありますね」と笑って振り返った。

 今回の『帰って来たドラゴン』の上映では、撮影時77歳だった倉田が迫力のアクションを披露する新作短編『夢物語』(8月9日からは続編の『夢物語・奪還』)が同時に上映される。「コロナであまり撮影もないので。77歳になってどれくらい動けるか。竹やぶを借りてやってみようということで始まった。それで竹やぶにこもって蚊に食われながら立ちまわりをした。ただどこで配信するというのも決まっていなかったんですけど、海外の映画祭に出品したら、インドのレイクシティ国際映画祭で最優秀短編映画賞を、スペインのアジアンサマーフィルムフェスティバルで特別賞をいただいたり」と振り返った倉田。

 「むしろ50年たってスピードが早くなっているのでは」と舌を巻く谷垣は、「本当にすごいとしか言いようがない。俳優として現役バリバリという感じで。まったく変わらないところがすごい」と師の変わらぬアクションへの情熱に感激していた。(取材・文:壬生智裕)

映画『帰って来たドラゴン』は新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開

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