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ファーストサマーウイカ「光る君へ」の清少納言は「自分を見ているよう」 共感どころじゃないシンクロ率明かす

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月28日 20時46分

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で随筆「枕草子」の作者であり、中宮・定子(高畑充希)に女房として仕えた清少納言(ききょう)を演じたファーストサマーウイカ。本作で描かれる清少納言についてウイカは「自分を見ているよう」だと言い、約半年の放送を経てあらためてそのキャラクターの魅力を振り返った。

 ウイカ演じるききょうは、歌人・清原元輔(きよはらのもとすけ)の娘。一条天皇に入内した定子のもとに女房として出仕し、忠誠を尽くすという役どころだ。ウイカにとって大河ドラマへの出演は本作が初。日本人の多くが知る実在の人物を演じること、また主人公のライバルでもあることから大役への抜擢にオファーを受けた当初はプレッシャーもあった。しかし、アプローチにあたり清少納言にまつわる資料を読み、彼女を知れば知るほどその不安は消えていったという。

 もともと「清少納言についてはあまり深くは存じ上げませんでしたが、出演が決まってから『枕草子』から彼女に関わる資料までいろいろと読むうちに、自分と考え方だったり表現の仕方が非常に近い人物だなと。SNSで“生まれ変わりのよう”と言っていただくこともあるんですけど、私自身も自分を見ているようで。大石(静)先生が書かれた台本上の清少納言しかり、すごく親近感を持って接しています。もう感情移入を通り越しているレベルで、“こういう時はそう言うでしょう”と完全に重なる瞬間が多々あって。最初は吉高由里子さんと対峙することやセリフの量などにプレッシャーや不安はあったんですけど、感情表現の部分では“ほぼ私だから”と。“全然ききょうの気持ち分かんないよ”と思うことは一度もなかったです。文字が右上がりなところまで同じでした(笑)」

 劇中、清少納言は夫と子を捨てて中宮に仕える決意をした。結婚によって人生を切り開こうとする女性たちと異なり、自己実現に向かって突き進んでいく孤高の生きざまはまひろも同じだが、いわゆる「異端」として描かれる清少納言について、ウイカはこう語る。

 「現代でもキャリアを重視する女性が増えてきましたけど、清少納言はものすごく現代的で、家庭がいらないと思ってるわけではないけれど“やりたいことがある、家族が枷になるなら、私は家庭を諦める”という選択ができる。流れに身を任せず、自分で切り開いていく姿勢、周りの目を顧みずそれを体現して公言できる強さは当時は異端であったと思います。私も自由に思うままの生き方をしてきて、博打な人生を歩んできているので、自分の手で運命、人生を切り開いていく姿勢にもとても親近感が湧きます」

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