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八木勇征「常に次を考えています」 予期せぬトラブルに遭遇したときに大事なこと

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年7月30日 7時15分

 感情面に加え、意識しているのが肉体面で通常よりもオーバーな表現をすること。そこで役立ったのが舞台での経験。八木は2022年に舞台「脳内ポイズンベリー」に出演している。

 「これまで通りの芝居だと観てくださる方に伝わらないと思うので、伝えたいことを大きく、大げさに表現するようにしています。似ていると思うのが舞台での表現。舞台では上の席の方にも伝わるように演じるんですけど、これが南くんがちよみちゃんを見上げたときの距離感と近いんです。拒絶するときは全身で“絶対に嫌だ!”と表現したりする。南くんの気持ちになって、劇中のちよみちゃん、視聴者の方々にどうしたら伝わるのかというのは常に考えていますね」

 南くんは地元・湘南のバスケットボール界のスターという設定。兄妹のように育った幼なじみのちよみと恋人同士となり、青春真っただ中にいる。15cmになる前の彼はちよみいわく“完璧”な存在で、いくらモテててもちよみ以外の女性は眼中になく「しゃべんないんだったらチューしちゃうぞ」「ちよみは知らないの。自分がどんなに綺麗でどんなに可愛いかを…どんなに素敵な女の子かを」「大好きなの。ずっとな、何があっても。なっ」など、いつだって真っすぐに思いを伝える。思わず照れてしまいそうなセリフであっても、八木は「難しいと感じたことは1度もない」という。

 「南くんって地元のスーパースターとして周りから期待されていて、人気者なわけじゃないですか。一方で、彼はそれだけ努力をしているし、結果も出している。それが自信にもつながっていると思うんですよね。だから普通は照れてしまいそうな言葉もスパスパスパって言えちゃうのではないか。そこに緊張とか照れはないんじゃないかなって。だからこそ、南くんの場合は“好き”ではなく“大好き”という表現になるし、それは自信の表れでもあるのかなという気がします」

 そんな“完璧”な南くんが、15cmになってからは次々と降りかかる試練になりふりかまわず立ち向かうこととなり、これまで見せなかった一面をさらけ出していく。同時にちよみを守る側から守られる側へと関係も変化することになる。八木自身、危機的状況を迎え余裕がなくなる状況に陥ったときにはどう対処しているのか。

 「例えば、ライブ中などでアクシデントが起きたとき、それがこちら側にしかわからないことだったとしても表情に出してしまうと、観てくださる方に不安を与えてしまう。僕自身、結構出やすいタイプなので、そういうときには、いかにアーティスト・八木勇征を崩さないでいられるかっていうのは普段から考えていることですね。いつも頭のどこかに冷静でいなければという視点があります。なので、ステージ上でボルテージが高いように見えても、常に次のことを考えていたりします」

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