菜々緒、見た目は有能、中身は無能なヒロイン役 実写ドラマ「無能の鷹」でテレ朝連ドラ初主演

　俳優・モデルの菜々緒が、はんざき朝未による人気コミックを実写化する、10月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠「無能の鷹」（よる11:15～深夜0:15）で、同局の連続ドラマ初主演を務めることが明らかになった。

　女性コミック誌「Kiss」（講談社）で連載中の「無能の鷹」は、見た目は有能なのに中身は無能な主人公を描いた脱力系お仕事コメディー。ヒロインの鷹野ツメ子（たかの・つめこ）は、超有能そうな見た目に反して、実は衝撃的に仕事ができない無能社員。一方、鷹野と同期入社の鶸田道人（ひわだ・みちと）は、本当は仕事ができるのに、見るからに無能そうな残念サラリーマン。そんな鶸田が、社内ニートとなっている鷹野の相棒役を押し付けられ、“有能に見える女”と“無能に見える男”のタッグが奇跡を起こす。

　鷹野を演じるのは、テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる菜々緒。オファーを受けて原作を読み、あっという間に読み進めていったといい「今までにないお仕事コメディだなという感想を持ちました。この令和の時代に、こんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄」とコメント。無能であることを気にせず、清々しく生きる主人公・鷹野について「鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや《敵ができない無敵さ》といったものがあります」とその魅力を語る。

　さらに「息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、『私も大丈夫かもしれない』と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたい」と意気込む菜々緒。原作者のはんざきはキャスティングに大満足のようで「実写化される上で、鷹野のビジュアルのインパクトがわりかし大事な物語だと思うのですが、菜々緒さんに決まったことでその辺りの心配が一気に吹き飛びました！」とコメントしている。

　脚本は「監察医 朝顔」（2019年／フジテレビ系）、「正直不動産」（2022年／NHK）などの人気ドラマを手掛け、2024年後期にはNHK連続テレビ小説「おむすび」でオリジナル脚本作品が放送される根本ノンジ。演出には「忍びの家 House of Ninjas」（2024年／Netflix）、「最愛」（2021年／TBS系）などのヒット作を生み出してきた村尾嘉昭や、「半沢直樹」（2013年／TBS系）、「下町ロケット」（2015年／TBS系）の棚澤孝義らが務める。（編集部・入倉功一）