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殺人鬼プー映画化で苦情殺到も…監督が明かすトラブル回避術「ディズニー版は絶対に観ない」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月10日 20時3分

 前作の10倍となる予算を注ぎ込み製作された続編は、プーと仲間たちが100エーカーの森を飛び出し、餌となる人間を求めて、クリストファー・ロビンが少年時代を過ごした町アッシュダウンへと繰り出すさまを描き出す。予算が増えたことでクリーチャーデザインや残虐描写でより自由な取り組みが可能になったウォーターフィールド監督は、続編を待ち望むファンの意見を参考に物語を構築していった。

 「私のInstagramやホラー映画に特化したメディアで、『続編でどんなものが観たい?』と質問を募集しました。ファンが何を求めているのか、意見を見ながら調査をして、どれが理にかなっているかを見定めました。ありがたいことに、どの意見も素晴らしいものばかりでした」

 特に多かった要望は、前作にはいなかったティガーの登場だ。1作目当時は著作権が切れていなかったため、登場は叶わず。今年の元日にパブリックドメインになったことで、満を持してホラー実写化された。

 「ティガーは絶対に登場させたいと思っていました。『クマのプーさん』で最も有名なキャラクターは? と聞いてみると、多くの人がプーの次にティガーと回答します。ファンも大好きなティガーを続編に登場させるのは、製作陣みんなが賛成したことで、ティガーが人間たちを殺める姿がすごく楽しみでした」

 ティガーには、ホラー映画の金字塔『エルム街の悪夢』に登場するフレディ・クルーガーの要素を盛り込んだというウォーターフィールド監督。若者たちを狙うティガーが「ビッチ」という言葉を連発するのもこだわりの一つだった。

 「ティガーが人間を襲う時、必ず『ビッチ』と放つ案は絶対に面白いと思いました。私が映画館で観た時も、ティガーのシーンで笑っている人をたくさん見かけました。日本のみなさんもぜひ笑ってほしいです」

 映画の見どころは、終盤で待ち受けるティガーによる大殺戮だという。ウォーターフィールド監督は「あのシーンは2日間で撮影しなければなりませんでした。なので、撮影現場でティガーがどのように人間を襲うのか、考えながら撮影していました」と明かし、「死亡シーンは即興で作り上げたものが多いです。若い女性が穴に落ちてしまうシーンも、当初は脚本に書かれていなかったのですが、撮影現場でその穴を見つけた時に『もしもこの穴に人間が落ちたらどうなるんだろう?』と思って付け加えました。とにかく忙しい2日間でした」と振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』新宿ピカデリーほか全国公開中

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