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凶悪プーがリーダー!ホラー版アベンジャーズ『プーニバース』は史上最も犠牲者が多い映画に、ミッキー合流も視野

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月12日 12時3分

 凶悪なモンスターたちを率いるのは、映画のタイトルにもなっているプーだとウォーターフィールド監督は明かす。「プー以外は、どちらかといえば主人公の右腕タイプとして描かれるキャラクターです。例えば、オウルは『プー2』でプーのアドバイザーを担っています。森での出来事を逐一プーに報告したり、プーに決断を委ねたりします。この関係性は『プーニバース』でも継続していくつもりです」

 気になるのは、今年の元日にパブリックドメインとなった『蒸気船ウィリー』(1928)のミッキーマウス参戦の可能性だ。すでに複数のホラー映画化企画が発表されており、プーとの直接対決を描く『ミッキーvs.ウィニー(原題) / Mickey vs. Winnie』も製作が予定されている。

 ウォーターフィールド監督は、ミッキーマウスを『プーニバース』に合流させるには時間が足りなかったと告白する。「私は『プーニバース』以外にも複数の企画を抱えています。“フェーズ1”はプー、ピーター・パン、ピノキオにフォーカスしていますが、将来的にはより多くのキャラクターを合流させるつもりです」

 「実は、過去にミッキーマウスを登場させようとして躊躇したことがあります。というのも、『プーニバース』はかなり前から温めていた企画で、ウォルト・ディズニー・カンパニーが所有するミッキーマウスの権利関係がどうなるかを探っていました。『蒸気船ウィリー』のミッキーは著作権切れになったとしても、他の作品のミッキーはディズニーが権利を所有しているので、安易に使用するのはまだ早いと感じたんです。すでに、ミッキーのホラー映画が何本も発表されているので、現状は様子を見て、合流の時期を探っています」

 『プーニバース』の製作には、プロローグでもある『プー2』の成功が不可欠だ。ウォーターフィールド監督は、「前作より予算をかけて、新しいキャラクターを登場させました。犠牲者も50人近くに増えて、ホラー映画として進化しています。特に80年代のホラー好きにはたまらない作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください」とアピールしていた。(取材・編集部・倉本拓弥)

映画『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』新宿ピカデリーほか全国公開中

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