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【ネタバレ】『フォールガイ』驚きのカメオ出演、なぜ実現?デヴィッド・リーチ監督が解説「彼はよき友人」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月18日 12時3分

 ライアン・ゴズリングがスタントマンを演じたアクション映画『フォールガイ』(全国公開中)のデヴィッド・リーチ監督が、劇中で実現した驚きのカメオ出演に関する裏話を明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)

 『フォールガイ』は、撮影中のアクシデントによる大けがで一線を退いていたスタントマンの主人公コルト・シーバース(ライアン)が、ある映画スターの失踪をきかっけに、思いがけない事態に巻き込まれるアクション。

 コルトは、元恋人ジョディ・モレノ(エミリー・ブラント)が監督を務める大作映画のオファーを受け、スタントマンとして現場復帰することに。彼女が手がけているのは、銀河を舞台にした『メタルストーム』と呼ばれるSFアクション映画だ。

 実は『メタルストーム』は実在する映画で、ユニバーサル・ピクチャーズが1983年に発表している。砂漠の惑星“レムリア”を舞台に、平和維持警備隊員と悪の支配者との闘いを描いたSFアドベンチャーで、世界興行収入はわずか530万ドルと失敗に終わってしまった。

 リーチ監督は「僕らは、ジョディがリメイクできそうな映画を探していたんだ。何かをリメイクするのは、ハリウッドの古典的なやり方だからね」と切り出し、「僕らは『フォールガイ』のリメイク(テレビドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』)をしていて、彼女は『メタルストーム』をリメイクしていたんだ。僕らは『メタルストーム』を見つけ、そのタイトルには笑えるSFの要素が満載だった」と『メタルストーム』の採用理由を明かす。

 劇中の『メタルストーム』では、売れっ子俳優のトム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が主演を務めるはずだったが、トムの過去の悪事が暴かれたことで主演は差し替え、ラストに流れる予告編では新たな俳優が起用されていた。DC映画『アクアマン』や『DUNE/デューン 砂の惑星』などでお馴染みのジェイソン・モモアだ。

 『デッドプール2』ではブラッド・ピット、『 ワイルド・スピード/スーパーコンボ.』ではライアン・レイノルズ、『ブレット・トレイン』ではチャニング・テイタムと、リーチ監督作には大物俳優のカメオ出演がつきもの。リーチ監督は「僕はカメオ出演が大好きで、(『フォールガイ』でも)その機会を探していたんだ」と本作でも大物俳優を登場させるつもりで製作していたという。

 カメオ出演したモモアとは「長い付き合いなんだ」と話すリーチ監督。かつてモモアが主演したアクション映画『コナン・ザ・バーバリアン』(2011)でセカンドユニット監督を務めていたことがあり、二人は同作でのタッグをきっかけに交流を深めていった。

 モモアのカメオ出演について、リーチ監督は「ニュージーランドで撮影していた彼に電話して、『カメオ出演があって、トム・ライダーの代わりをあなたが演じるんだよ』って言ったんだ」と振り返る。モモアの出演パートは1日で撮影し終えたそうで、「それくらい彼はよき友人なんだ。彼は必要なときに駆けつけてくれる。彼は素晴らしいよ」と絶賛していた。(編集部・倉本拓弥)

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