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「ザ☆ウルトラマン」ムツミ役・島本須美、45周年で新事実 次世代に繋ぎたいジョーニアスの物語

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月25日 12時10分

ムツミの面影が…新録ナレーションで苦戦

 島本が声を当てたムツミ隊員は、科学警備隊で唯一の女性隊員だが、性別で特別扱いされることを嫌い、男性メンバーに負けない存在感を放っている。「ムツミ隊員は、まっすぐで素直な感じが素敵ですよね。竹を割ったような性格で、全くブレません。男性ばかりの職場でも、自分の意見を曲げずに強くあり続けるムツミ隊員を、当時から演じることができていたと思います」

 「ザ☆ウルトラマン」は、45周年を記念して初HDリマスター化が決定しており、ブルーレイBOXには最終回4部作(第47話~第50話)「ウルトラの星へ!!」を新規映像に一本化『長篇アニメ映画 ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』が収録される。島本は同作のナレーションを務めており、新たに録音を行った。

 「45年前は声を作らずに喋っていたのですが、当時の声はもう出せないので、今回は声を作らないといけませんでした。収録時には、(スタッフが)当時のままではなくても大丈夫とも言ってくださったのですが、どのくらいまでがギリギリセーフかなと思い、最初に落ち着きすぎた声で収録したら、ムツミの面影がなくなってしまい……。『こんなに落ち着いたムツミではいけない』と思ったり、声の度合いが難しかったです。(ナレーションは)当時のムツミの声ではないと思って聞いてください」

 最終回4部作は、「ガンダム」シリーズの生みの親である富野由悠季が「斧谷稔」名義で、「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔が「山口和十八」名義で絵コンテを制作している。島本は「富野さんが別名義で参加されていたことは、実は今日(イベント会場で)知ったんです」と打ち明け、「富野さんとお仕事をすることが夢だったので、『ザ☆ウルトラマン』でそれが叶っていたとは思ってもいませんでした」と45年目の新事実に驚きを隠せないでいた。

ウルトラマンはどの時代にも必要な正義のヒーロー

 ウルトラマンジョーニアスは、実写として後のウルトラマン作品にも登場しており、直近ではYouTube配信のオリジナルシリーズ「ウルトラギャラクシーファイト」で活躍が描かれている。島本は、「ウルトラマンは、この世に存在している全てのものを守ろうとしている。特に、地球に対する思いは深いと思います。現在のあやふやな世界を救ってくれる、正義のヒーローになってくれると思います」と時代を超えて紡がれるウルトラマンの物語にさらなる期待を寄せる。

 「ウルトラマンシリーズは、これからも続いていきます。世界観もさらに変わっていくと思いますが、どの時代にも必要な正義のヒーローです。子供、孫、ひ孫とそれぞれの世代に繋がっていくことは、とても嬉しいことです」

 45年の節目を迎えた「ザ☆ウルトラマン」。ウルトラマンジョーニアスや科学警備隊の戦いは、これからも次世代に語り継がれていくことだろう。島本は「おじいちゃんやお父さんの世代が、当時喜んで観ていた作品だと思いますが、これからもいろんな世代で楽しんでいただけたら、さらに話題が広がっていくのではないかと思います」と願いを込めていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「ザ☆ウルトラマン&ウルトラマン80 45thスペシャルナイト」は9月15日(日)23時59分までU-NEXT見逃し配信中(税込3,300円)

「ザ☆ウルトラマン」ブルーレイBOXは11月22日発売(価格:税込4万1,800円)

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