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「MIU404」「アンナチュラル」続編の可能性は?『ラストマイル』で拡大、シェアード・ユニバースのこれから

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月23日 7時30分

 ドラマ「アンナチュラル」(2018)、「MIU404」(2020)と同じ世界線で描かれる(シェアード・ユニバース)完全オリジナル映画『ラストマイル』が8月23日より全国公開。本作で、脚本家・野木亜紀子と再びタッグを組んだ塚原あゆ子監督が、ファン待望のビッグプロジェクト実現の経緯と、シェアード・ユニバースの行く先について語った。

みんなに会いたかった

 ブラックフライデーセールが始まる前日、世界規模のショッピングサイト「DAILY FAST(デリファス)」の配送物が爆発する連続爆破事件が発生。デリファスの関東センター長・舟渡エレナ(満島ひかり)と、チームマネージャー・梨本孔(岡田将生)が事態の収拾にあたるなか、死因究明のスペシャリスト「不自然死究明研究所(UDIラボ)」や初動捜査専門の「警視庁刑事部・第4機動捜査隊(4機捜)」の面々は、それぞれの分野で事件解決に奔走する。

 「MIU404」「アンナチュラル」のキャラクターが登場することが明かされると、ミコト(石原さとみ)や伊吹(綾野剛)&志摩(星野源)コンビとの再会を待ち望んでいたファンから歓喜の声があがった『ラストマイル』。「もちろん、初めからシェアード・ユニバース映画にしようと考えていたわけではないんです」という塚原監督が本作を手掛けることになったきっかけは、野木からの「あなた、映画やりなさいよ」という言葉だった。

 「そのころ、私も『コーヒーが冷めないうちに』(2018)で映画を撮ってはいたんですが、野木さんから『もっとやってみなさいよ。(脚本は)私が書くから』という言葉をいただいて。自分としては『えーっ』という感じでしたが、そこからどんな映画をやる? と話が転がっていったんです」

 しかし、ヒットメーカーでもある塚原監督と野木のコンビであっても、オリジナル映画の企画を通すのは至難の業。塚原監督は「そこで、私たちにしかできなくて、本当に観たいと思える作品を実現する時に、切れるカードはないかと考えた時に出てきたのが、(『MIU404』『アンナチュラル』の)みんなに会いたいなっていう本音でした」と振り返る。

 「本当に彼らじゃないと描けないんだというものがない限り、中途半端な気持ちでパート2をやるわけにはいかないと思っているんです。それでも、みんなに会いたいという気持ちは持ち続けていた。そんな時に『ラストマイル』なら警察も出てくるし、爆破事件ならご遺体も出てくるので、みんな出てこられるでしょうとなった」

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