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横浜流星と藤井道人が『正体』撮影現場で見せた絆の深さ

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月26日 8時8分

 この日、報道陣に披露されたのは、鏑木が大阪に潜伏中、日雇い労働者の同僚として一緒に働いていた和也(森本)と面会室で対峙(たいじ)するシーン。そして同じく面会室で刑事の又貫と対峙(たいじ)するシーンだ。藤井組の撮影現場を見学して気付くのは、撮影現場の雰囲気が非常に静かだということ、そして若いスタッフが多いということ。特にこの日は役者同士の芝居をぶつけ合う緊迫感あふれるシーンだったということもあり、それがより強く感じられたのかもしれない。

 そのことについて「いつもあんな感じですよ」という藤井監督。「みんな目的があって、役割があるから、あまりしゃべってる暇がないというか。現場をご覧になっていただいて気付いたと思うのですが、20代、30代がメインのチームなので、怒鳴り声がない。みんなが目的意識を持ってれば怒鳴ることもないし、みんなが淡々とやっているのが心地いいというか。むしろ僕が一番しゃべってるくらい。みんな早く帰りたいし、押すのは嫌ですからね」と笑ってみせた。

 撮影自体は2023年から今年にかけて、時期を2つに分けて実施された。夏シーンは2023年の7月頭にクランクイン、8月頭にクランクアップ。そして冬シーンは、2024年1月下旬にクランクイン、2月下旬クランクアップというスケジュールとなった。藤井監督も「やはりこれだけ著名な俳優をそれだけの期間拘束するって、プロデュース面からするとかなりハードルが高いんですが、そういうことをやってでも、撮りたいものを大事にしています。その時期にしかできない芝居はあると思うんですよね。時期を経て、髪型が変わったり、体形が変わったり、そういうことが大事だと思うので、それをやりたいというのは最初から話していましたし、それが画面に出ているので、無駄じゃなかったと思います」と語った。主要キャストの吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈らも「監督に細かく演出してもらえれるのがうれしい。こういう撮影現場はなかなかない」といった感想を漏らしていたという。

 死刑囚が逃亡するという物語であることから、「本当に“横浜流星七変化”じゃないですが、彼がさまざまな姿・人格を変わっていろんな人に会っていくという話なので、いろいろな流星の姿が見られるし、その一つ一つの精度というか、その人になりきる力が圧倒的にすごくなっている。今回は本当に楽しく撮らせてもらってるというか、まわりがモニターを見ながら『やっぱり横浜流星すごい』と言っているのを、横で『でしょ』『うん、知ってる』と思いながら見ています」と笑いながら語った。

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