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本木雅弘主演『海の沈黙』贋作事件と再会する恋人…緊迫の予告編が公開

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年8月29日 6時0分

 本木雅弘が主演を務め、巨匠・倉本聰による脚本、そして『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを取った映画『海の沈黙』(11月22日公開)の予告編とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、倉本が60年前から抱え込んできたという「美とは何か?」をテーマに、一人の天才画家の悲劇を描いた物語。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への執念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描き出される。小泉今日子をはじめ、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、清水美砂、菅野恵、萩原聖人、村田雄浩、佐野史郎、田中健、三船美佳、津嘉山正種ら、日本映画界が誇る豪華キャストが共演する。

 公開された予告編は、物語のカギを握る絵画「海の沈黙」、本木演じる孤高の画家・津山竜次の苦悩するまなざしが映し出され、石坂演じる世界的な画家・田村修三の「これは私の絵じゃない。贋作だ!」という声が交錯し、幕を開ける。田村の展覧会で起きた世紀の贋作事件、そして小樽で発見される女性の死体。これらによって、新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した竜次の名が浮かび上がる。

 小樽で再会を果たす竜次と、かつての恋人で現在は田村の妻・安奈(小泉)。豪華キャストの姿が次々と映し出される中、病が竜次の身体を蝕んでいたことも明らかになっていく。最後は、安奈の手を握る竜次の手、そして安奈の「さようなら」という声で締めくくられており、2人にどんな運命が待ち受けるのか、「美とは何か」を巡る緊迫のドラマと、大人のラブストーリーが展開される本作への期待が膨らむ映像となっている。

 また、併せて公開されたポスタービジュアルは、胸元まで海に浸かった切なげな本木の表情、そして「あなたのぬくもりを覚えていた」というキャッチコピーが印象的な1枚に。緊迫のドラマ、深遠な愛、痛切な人間模様を想起させるビジュアルとなっている。(高橋理久)

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