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田中圭、高橋文哉に「ズッキュン」 ジムでの交流が出演の決め手に

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月4日 20時12分

 俳優の田中圭が4日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『あの人が消えた』(9月20日公開)完成披露上映会に主演の高橋文哉と共に登壇し、「ズッキュン」と胸をつかまれた高橋の発言を明かした。

 本作は、人気ドラマ「ブラッシュアップライフ」(2023)の演出で注目を浴びた水野格が監督・脚本を担当したミステリー・エンタテインメント。さえない配達員・丸子(高橋)が、「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションで起こる事件に巻き込まれていく姿を描く。田中は、丸子の先輩で小説家を夢見る荒川を演じている。

 先の展開が読めない物語のため、ネタバレに気を使いながらのトークが求められるプロモーションが続く。田中は「こんなに見どころが言いにくい映画はないですね」と苦笑いを浮かべると「番宣でバラエティに出たとき、プロデューサーさんが『何を言ってもネタバレになるので言えませーん』というカンペを出したんです」と裏話を披露。

 複雑な物語に高橋も「台本をいただいてから映像にするまでどれだけ大変かを見てきたので、出来上がった作品を観てここまで(映像として)決まるのか……と見終わったあと気持ちよくなりました」とスタッフの手腕に脱帽すると「カチカチカチとはまっていく物語はとても楽しいです」と伏線がしっかり回収される作品をアピールした。

 そんな難易度の高い作品で主演を務めた高橋は壇上を見渡し「これだけすごいメンバーのなかで真ん中に立たせていただくのは、とても気が引けます」と恐縮するが「僕が演じる丸子が軸に物語が進むので、いろいろな人と対峙します。毎日撮影で多くの人からエネルギーをもらいながらやりました」と感謝。

 高橋の発言を優しい視線で見ていた田中は、本作の公開が発表された際に「高橋文哉くんが主演とのことで、なんとか参加したいなと思っていました」とコメントを寄せていた。田中は、自身が主演を務めた学園ドラマ『先生を消す方程式。』(2020)で高橋と共演しているが「慣れない現場のなか、まっすぐ作品に向き合う文哉の姿が可愛いなと思っていたんです」と当時から気に留める存在だったことを明かすと「でも1番の決め手になったのは、ジムが一緒だったこと。文哉と会って『若いうちからジムなんて行ったらダメだよ』と言ったら『圭さんのような体になりたいんです』って。ズッキュンってなりました」と出演理由を説明した。

 田中の発言を照れくさそうに聞いていた高橋。「僕の主演作で共演出来るなんて、当時はまったく思っていなかった」と語ると「圭さんはとても安心感がありました」と感謝を述べていた。

 イベントには高橋、田中のほか、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、染谷将太、水野格監督も登壇した。(磯部正和)

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