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「光る君へ」まひろが公任&斉信に逆襲!伏線回収に拍手

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月2日 5時2分

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の1日放送・第33回ではタイトル回収のエピソードが描かれ大いに視聴者を沸かせたが、もう一つの“伏線回収”の場面も注目を浴びている(※一部ネタバレあり)。

~以下、第33回のネタバレを含みます~

 第33回「式部誕生」ではまひろが左大臣・藤原道長(柄本佑)の依頼を受けて藤壺に上がり、中宮・彰子(見上愛)の女房「藤式部」として働き始めた。物語をしたためる場面では文字として「光る君」が登場したり、まひろと彰子や帝(一条天皇/塩野瑛久)との会話でも飛び出し、SNSでは「タイトル回収」コールでにぎわった。

 一方、もう一つの伏線回収として注目を浴びたのが、中納言・公任(町田啓太)と権中納言・斉信(金田哲)がまひろの局を訪れる場面。まひろが藤壺にあがるきっかけとなったのは、公任が道長に妻・敏子(柳生みゆ)が行う学びの会に“面白い物語を書く女”がいると話したことだったが、その公任がまひろの様子を見に訪れると「藤壺にあがれてよかったな」「うちの者がおまえがこなくなって寂しがっておる」と声をかけ、斉信も「何かあれば中宮大夫の俺に申し出るがよい」と告げた。

 ……と、ここまでは良かったものの公任と斉信は、彰子の女房たちが「頼りにならない」と言い出し、「要するに世間知らずなのだ」「世間知らずというか鈍いのだ」「見栄えはしても鈍いのは困るな」と“品定め”を開始。するとまひろはあきれたような笑顔で「わたしのような“地味でつまらぬ女”は己の才を頼みとするしかございませぬ。左大臣様のお心にかなうよう精一杯励みます」とチクリと返した。

 「地味でつまらぬ女」のワードは第7回の打毬(だきゅう)試合後のシーンに登場したもの。公任と斉信が姫たちの品定めをしていた際にまひろもやり玉にあがり「あれは地味でつまらん」(公任)、「あれはないな」(斉信)、「女ってのは本来、為時の娘みたいに邪魔にならないのがいいんだぞ。あれは身分が低いからダメだけど」(公任)、「女こそ家柄が大事。そうでなければ意味がない」(公任)など言いたい放題。まひろが偶然この会話を聞いてしまい、心が折れるという展開だった。

 まひろにとってよほどしこりになっていたのか、逆襲とも思える返しにSNSでは「よく言った」「思い出したまひろ!」「積年の嫌味をさらっと返すw」「根に持ってんな…」「してやったり」「強烈嫌味パンチw」「まひろ、さすが強い」と盛り上がっていた。

 ちなみに、斉信はまひろの反応に思い当たる節があったのか、のちの場面で「地味でつまらぬ女っておまえ前に言ってなかったか?」と公任に問い、公任は「そうか?」と首をかしげていた。また、斉信に関しては他の女房たちが「中宮大夫さまは何につけえらそうになさりたいだけよ、うふふ」と陰口をたたく場面もあった。(石川友里恵)

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