白石麻衣、元ヤン刑事役は「正反対」反町隆史＆杉野遥亮W主演「オクラ」でフジ火9ドラマ初出演

　白石麻衣が、反町隆史と杉野遥亮が主演を務めるフジテレビ系火曜9時枠の刑事ドラマ「オクラ～迷宮入り事件捜査～」（10月8日スタート、毎週火曜21時～21時54分※初回15分拡大）に刑事役で出演することが明らかになった。

　本作は、人情派の昭和刑事・飛鷹千寿（ひだかせんじゅ／反町）とクールな令和刑事・不破利己（ふわとしき／杉野）のバディが、迷宮入り寸前で“オクラ（お蔵入り）”状態な事件に挑むミステリー。白石は、千寿＆利己と同じ捜査一課特命捜査情報管理室・通称“オクラ”に所属する刑事・結城倫子（ゆうきりんこ）を演じる。

　倫子は、元ヤンキーで、気もけんかも強い勝ち気な性格の刑事。オクラの前に所属していた“組対”（組織犯罪対策部）では、ヤクザ30人を組ごと病院送りにしたと警視庁内でウワサになっているほど。その性格を生かし、オクラでは、考え方の違いで度々ぶつかり合う千寿と利己の仲を取り持つ立ち位置に。10年前に起きた警察官連続殺人事件で殉職した、千寿の元同僚・結城真一（ゆうきしんいち）の娘でもあり、遺族の気持ちに誰よりも寄り添える一面を持っている。

　刑事役は「風間公親−教場0−」（2023年、フジテレビ系）以来となる白石だが、元ヤンという役どころに「自分とは正反対なので、スマホで“女性　ヤンキー”と検索してみたんです（笑）」と明かし「検索していくと“ヤンキー”と言われる方々は、仲間を大切にする人情深い部分があって、仕事に向き合う姿勢は大事にしつつ守るものは守って、叩き直したいことには喝を入れる…すごく温かい人たちなんじゃないかと感じたんです。その感じた部分を役に生かしつつ、監督からは目の表情でオンオフをつけてほしいと言われたので、そこも意識していきたいです」と語る。

　反町とは初共演で「『GTO』や『ビーチボーイズ』で見ていた世代だったので、俳優の大先輩として見て学ぶ部分もたくさんあると思うのでこっそり盗んでいきたいです。そして杉野さん含め、他共演者の方々と良い空気感で撮影できるように私自身も頑張りたいです！」と意気込む白石。「刑事ドラマだけどエンターテインメント作品であり、社会的な一面もある作品になりそうです。事件を解決するにあたってそれぞれのキャラクターがどう動くのか。一人一人の個性的なキャラクターも見ごたえのある作品になると思います。私自身も楽しみにしているので、とにかく楽しみにしていてください！　私も撮影頑張ります！」とファンに呼びかけている。

　オクラにはそのほか、ギャンブル狂の室長、元公安の主婦刑事、お調子者のハッカー、居眠りばかりしているベテラン刑事などひと癖もふた癖もある強烈なキャラクターがそろうという。プロデュースを手がける足立遼太朗（フジテレビドラマ制作部）は、白石について「白石さんの見せる鋭くて強い目と、そして柔らかく優しい表現力は倫子を魅力的に演じていただけると思いオファーさせていただきました。倫子には元ヤンとして思いっきり暴れてもらいたいと思います！　新しい白石さんが見られると思いますので、ぜひご期待ください」と期待をかける。

　脚本は「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や映画『テルマエ・ロマエ』（2012）などの武藤将吾。演出は「Re：リベンジ-欲望の果てに-」「ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～」などの柳沢凌介ほかが担当する。（編集部・入倉功一）