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『スター・ウォーズ』ルーカス監督&マーク・ハミルら、ジェームズ・アール・ジョーンズさん追悼「父よ、安らかに」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月10日 11時50分

 現地時間9日、映画『スター・ウォーズ』シリーズでダース・ベイダーの声を担当した俳優ジェームズ・アール・ジョーンズさんが93歳で亡くなったことを受け、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス監督やルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんらが追悼の言葉を寄せた。

 壮大なサーガの始まりであるエピソード4『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977)から、45年にわたってダース・ベイダーの声を担当してきたジェームズさん。StarWars.comで声明を発表したルーカス監督は「ジェームズは素晴らしい俳優で、芸術的にも精神的にも最もユニークな声の持ち主でした。半世紀近くダース・ベイダーを演じてきましたが、その秘密は彼が素晴らしい人間だったことです。彼はすべての役に深みと誠実さをもたらしましたが、最も重要なのは亡きセシの献身的な夫であり、フリンの父であったことです。ジェームズは私たちはもちろん、友人やファンなど多くの人々から惜しまれるでしょう」と追悼している。

 ダース・ベイダー=アナキン・スカイウォーカーの息子ルークを演じたマークさんは、自身のXでVarietyの記事を引用し、「父よ、安らかに」とコメント。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は「ジェームズ・アール・ジョーンズは映画、舞台、テレビと多方面で活躍した、最も多才な俳優の一人です。バリトンの声によってもたらされたダース・ベイダーの脅威は、映画史に残る名悪役としてファンに愛され続けるでしょう。スクリーンでの威風、スクリーン外での穏やかな性格は惜しまれることでしょう」とStarWars.comにつづっている。

 また、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOも企業の公式サイトで追悼コメントを発表。ジェームズさんは『ライオン・キング』(1994)でムファサの声を担当しており、「ムファサのもの柔らかな知恵から、ダース・ベイダーの脅威まで、ジェームズ・アール・ジョーンズは映画史に残る偉大なキャラクターたちに声を当ててきました。著名な舞台俳優でもあり、200本近くの映画やテレビ番組に出演した彼は、独自の威風と豊かな精神で物語に命を吹き込み、何世代もの観客に消えることのない跡を残しました。ディズニーを代表して、彼の家族と愛する人々に深い哀悼の意を表します」と故人を偲んだ。(編集部・倉本拓弥)

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