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堀江美都子、実写版「ボルテスV」吹替版キャストに決定!主題歌「ボルテスVの歌」も生歌唱「こんな日がくるなんて」

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月29日 17時8分

 さらにフィリピンのコンサートでも「わたしは1時間のメニューをつくったんですけど、ボルテスを一曲歌ったら、その瞬間から『ボルテス! ボルテス!』となるので、その先の歌は歌えない。ずっと『ボルテスV』を本当に何回も歌っていました。とにかく歌えと。それから記者会見でも10回くらい歌いました。記者の方がムチャぶりするんですよ。皆さん、日本語で3番まで、しっかり歌えるんですよね」と笑いながら明かした。

 女性がロボットアニメの主題歌を担当したのは、本作が初めて。「搭乗員が5人になって、その中に女性と子供がいるということで、女性をメインボーカルにして、子どもの合唱団を入れて、全員で歌おうという感じでした。だからロボットアニメソングというよりは賛歌という感じに仕上がったと思います」と明かした堀江は、「その当時、ロボットアニメが歌いたくてしょうがなかった。お年頃でしたし、カッコいい曲を歌いたいなと思っていたので、うれしかったです」と笑顔を見せた。

 また『ボルテスV レガシー』の応援プロジェクトとして、オリジナル版のエンディング曲「父をもとめて」のカバーにも挑戦した。歌っていたのは、2022年12月6日に逝去した歌手の水木一郎さん。堀江とは長きにわたって親交も深かった存在で、「水木さんとは、よくコンサートで、お互いの曲を取り換えることがあったので、その延長のような気がしますね。レコーディング当日はアニキが来て『がんばれよ』と。あたたかく包み込んでくれたような気がして。とてもいい歌が歌えましたし、多分、歌い終わったあとに『やるよ、この曲』と言ってるかなと思いました」と述懐。

 そんな水木さんを「長きにわたってずっと一緒に歌ってきた同志」と語る堀江は、「まだアニメソングというジャンルがなかった時代だったので、言葉はあれですが、冷遇されていたというか、認知されていない時代もありましたから、その中でふたりでいつもがんばろうと言って。お互いに気持ちを確かめ合いながら。子供たちに誠実に、絶対に折れることなく。誇りを持って歌っていこうという話をいつもしていたので。兄であり、同志ですね」と亡き水木さんへの思いを明かした。

 その後も「ボルテスV」がスーパー戦隊へ与えた影響や、今回のフィリピン版スタッフがいかに愛情とこだわりを持って本作をつくりあげたか、そしてフィリピンの人が本作を愛した理由として「家族愛」があったのでは、といった話など、「ボルテスV」愛に満ちたトークを次々と展開。あらためて堀江も「こうなったら一生歌い続ける歌なんだろうなと。わたしも覚悟を決めました」とキッパリと語った。(取材・文:壬生智裕)

映画『ボルテスV レガシー』は10月18日より全国公開

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