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「踊る大捜査線」亀山P、12年ぶり新作『室井慎次』製作は織田裕二に報告済み 主演・柳葉敏郎が気にかけていた

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年9月29日 6時10分

 28日、「踊るプロジェクト」12年ぶりとなる新作映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の公開を記念して、監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広が、映画公式のXスペースにてコメンタリー生配信「喋る大捜査線2024」を実施した。

 この日は、フジテレビ系土曜プレミアム枠で地上波放送された劇場版1作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』の最新リマスター版(4Kレストア版)にあわせて、「踊る」生みの親である三人が生コメンタリーを実施。製作当時の思い出話に花を咲かせながら、最新作『室井慎次 敗れざる者』について言及した。

 新作映画の主人公は、今から27年前、湾岸署の刑事・青島俊作(織田裕二)と“ある約束”を交わした本庁のキャリア組・室井慎次(柳葉敏郎)。現場の捜査員のために粉骨し、警察の組織改革のために戦ってきた室井だが、青島との約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷・秋田に帰っていた。そんな室井の前に、シリーズ史上最悪の猟奇殺人犯・日向真奈美の娘である日向杏(福本莉子)が現れる。彼女の来訪と共に、他殺とみられる死体が発見され、室井に再び事件の影が忍び寄る。

 シリーズ最終作と銘打った『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)から12年。再始動した「踊るプロジェクト」について、亀山Pは「(柳葉さんが)僕らの思いをわかってくれて、じゃぁやろうと本気モードに入ってきた時、『織田くんのところにはちゃんと言っているよね? 織田くんは了承しているよね?』っていうのを、ものすごく気にしてたんです」と再始動にあたり、柳葉が織田のことを気にかけていたことを明かす。

 「やっぱりどこかで、(柳葉が)青島と室井という風に思っているんだなとすごく感じましたね」と続けた亀山P。「当然、織田さんには『室井慎次』をやりますということを、柳葉さんが(出演)OKする前から言ってありました」と織田には報告済みであると語った。

 所轄の青島と本庁の室井は時に対立し、激しくぶつかることもあった。視聴者から「キャスト同士のぶつかり合い、当時の現場の雰囲気はどうだったんでしょうか?」という質問が寄せられると、本広監督は「お二人のお芝居のアプローチが違うので、ぶつかるのは当たり前なんです。青島と室井は水と油なので、ぶつからないと絶対ダメです。見事に二人がやりあってくれたからこそ『踊る大捜査線』があると思います」と当時を振り返る。

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