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岡田将生「ザ・トラベルナース」2年ぶりの現場で中井貴一に見せたものとは?

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月17日 8時2分

 卓越したスキルを持ったフリーランス看護師の活躍を軽やかに描いたドラマ「ザ・トラベルナース」(10月17日スタート、テレビ朝日系・毎週木曜よる9時~ ※初回は拡大スペシャル)の、岡田将生と中井貴一が帰ってきた! 2年ぶりの中井との共演に「経験してきたものをぶつけられたら」と期待を語る主演の岡田の成長と変化、それを受け止める中井の心持ち、そして作品のパワーアップについて、2人が語った。

 本作で、岡田が演じるのは、アメリカにおいて一定の医療行為を行える看護資格を持つ優秀な看護師でありながらも、高いプライドと態度の悪さで、中井演じる九鬼静(くき・しずか)から「バカナース」と呼ばれてしまう那須田歩(なすだ・あゆみ)。一方の静は、「人を見るのがナースの仕事」と柔らかな物腰だが、ここぞというときにはドスの利いた言葉で相手を一刀両断する謎多きスーパーナースだ。「歩と静さんの関係性が、視聴者の方に愛していただけたポイントなのかなと思っています」と、岡田は今作の魅力を分析する。

 では歩とはどんな人なのか。岡田は「一言多くてプライドが高いけど、意外と純粋。大人だけど、ずっと反抗期みたいな人で、僕にはそこがチャーミングに見えています」と紹介。中井は「歩が高い医療技術を持っていることを静は認めていて、完璧なナースになってほしいと思っています。ですが、人と接する究極のサービス業でなければならないのがナースですから、いまのやり方はダメなんだと教えているんです」と語り、「歩は吸収も早いし、自分の信じるナースのラインを継承するのは彼だと思っています」と、静目線で期待を寄せた。

 対する静については「謎が多くてとりとめがなく、つかみどころのない人です」と中井はニヤリ。逆に岡田は「僕は個人的に、静さんは歩の親代わりのような感じを持っています。基本は反発していますけど、前作の静さんの病気の際に歩が感情的になったのは、そういう関係性があるからだと思います」と信頼を見せる。2人の醸し出す親子的なバディ感は、どこか岡田と中井の関係にも通じており、それは他に代えがたい本作の魅力だろう。

 さらに、「ナースという職業に嘘をつくことなく向き合い、それをエンターテイメントに昇華することが、うまくできていたのかなと、貴一さんと現場でよく話しています」と岡田は明かした。中井も「ナースは、病気を治すお医者さんよりもずっと長く患者さんと接する職業です。そこに出てくる人間の機微にスポットを当てた、“人間”が見られるドラマだと思います」と、作品の見ごたえを語った。

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