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40キロ増!「極悪女王」ゆりやん肉体改造の裏側

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月5日 7時15分

 1980年代に世間をにぎわせた稀代の悪役レスラー、ダンプ松本の半生をオリジナル脚本で描くNetflixシリーズ「極悪女王」(世界独占配信中)。本作では、約40キロ増量する肉体改造を経てダンプ松本役に臨んだゆりやんレトリィバァの熱演、激変が話題沸騰だが、長年ゆりやんのトレーナーを務める岡部友のコメントを交えて肉体づくりの裏側に迫る。

 本作は、劣悪な家庭環境に悩まされていた少女・松本香が女子プロレスの門をたたき、やがて歴史に名を残す悪役レスラー・ダンプ松本へと成り上がっていく青春ストーリー。ダンプ松本役のゆりやんは、45キロのダイエットを達成した直後に本作への出演が決定。当初、岡部は精神面、肉体面でも再びの増量は厳しいと考え、「特殊メイクでできないのか」とまで言ったほどだったがゆりやんの意志は固く、最終的に彼女の決断を尊重するに至った。

 岡部いわく「言い訳できない目標がある時のゆりやんは強い」。ゆりやんが取り組んだのは単なる体重の増加ではなく、「健康的な増量」と「機能的なボディメイク」を同時に達成すること。岡部はトレーナーとして、体に負担をかけない方法で体重を増やすことにこだわり、定期的な血液検査や血糖値や中性脂肪の管理を徹底。また、糖質の摂取方法にも工夫を凝らし、血糖値の急激な上昇を防ぐために食事のタイミングや量を細かく調整していき、実際のプロレスリングで重要になる肩や首、体幹などを重点的に鍛えた。4日に放送されたNHKの情報番組「あさイチ」にゆりやんがゲスト出演した際、ダンプ松本本人がインタビュー映像に登場し、ゆりやんの筋肉のつき方に舌を巻いていた。

 情報解禁前には「リバウンドした」と中傷を受けることもあったゆりやん。しかし、本作のトレーラー映像を初めて見た時「鳥肌がたった」と岡部。

 なお「ボディメイクを成功させる秘訣」については、「誰かのようになりたい」「誰かに褒められたい」といった動機は、ある程度まで頑張れるが長くは続かないというのが岡部の持論。やればやるほど逆に目標との乖離を感じて自己否定をしてしまうケースも少なくないという。常に自分自身を認めることが重要であり、最終的には「頑張っていないけど運動をしている」というフェーズに入ることが理想であり、無理なく続けられる食事、運動内容を設定することを推奨している。(石川友里恵)

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