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かわいいだけじゃない…『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』HDリマスター版、予告編公開 前売り券は木製!

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月7日 12時0分

 1978年に制作されたイギリスの名作アニメーション映画『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』のHDリマスター版(11月30日公開)の予告編、並びにポスタービジュアルが公開。あわせて、本作では木製の前売り券を採用していることが明らかになった。

 イギリスの作家リチャード・アダムスが1973年に英国カーネギー賞とガーディアン賞を受賞した名作児童文学に基づく本作。児童文学を原作にした作品でありながら、子供だけに向けた内容ではなく、可愛らしい野うさぎたちを待ち受ける苦難と残酷な現実、人間たちの乱開発により滅びゆく野生動物、外敵との血生臭い闘いなどが容赦なく描かれており、今もなおカルト的な人気を誇っている。日本では1980年7月に夏休み映画として公開。当時は畑正憲(ムツゴロウ)による日本語監修で吹替え版のみ(主題歌は井上陽水)の上映だったが、今回は日本初となるオリジナル音声+日本語字幕での上映となる。

 予告編は、鳥のさえずりが響き渡る、のどかな村を捉えた場面からスタート。人間の手によって平穏な日常が徐々に壊されていくさまが、うさぎたちの視点で映し出される。うさぎたちが自由に跳ね回っていた場所に、たばこの吸い殻が落ちていたかと思えば、次の場面では高級住宅の開発予定地であることを示す看板が設置される。主人公のヘイズルは、弟のファイバーがいち早く危険を察知したことから、仲間たちと安全な場所を求めて旅に出る。その道中では、自分たちの村が壊されていくだけでなく、ワナにかかってしまう仲間の無残な姿も。見知らぬ土地に行けば、その場所ごとのルールがあり、野蛮な戦争を起こしかねない将軍に遭遇するなど、苦難と残酷な現実が待ち受ける。

 予告の後半では、アート・ガーファンクルの主題歌「Bright Eyes」が流れるほか、本作をフェイバリットに挙げるギレルモ・デル・トロのコメントも。最後に収められているのは、木製の前売り券。国産ヒノキの間伐材(森林を健全な状態に保ち、残した木の成長を促すために間引かれた樹木)を使用しており、チケットに本物の木を使用している。前売り券は本日より劇場窓口(シネ・リーブル池袋、シアター・イメージフォーラム、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸、アップリンク京都)で販売される。

 ポスタービジュアルを手掛けたのは、『オオカミの家』(2018)、『めくらやなぎと眠る女』(2022)などのアニメーション作品や、『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』(1993)、現在公開中の『悪魔と夜ふかし』(2023)などの実写作品を含む、数多くの映画周りのデザインを手掛ける塚本陽(つかもと・きよし)が担当。「今回試みたのはヘイズル、ビグウィグ、ファイバー、キハールなど魅力的なキャラクターを立てることでした。映画の中に登場する美しい風景とうさぎたちの神話を取り合わせた世界の中で、彼らが一生懸命生きていることが伝わりましたら幸いです」とコメントを寄せている。(編集部・石井百合子)

映画『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち HDリマスター版』は11月30日より全国順次公開

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