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『室井慎次』日向坂46・丹生明里、起用のきっかけは「有吉ぃぃeeeee!」 「踊る大捜査線」本広監督が“逸材”と絶賛

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月6日 7時3分

 「踊るプロジェクト」12年ぶりの新作映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』の公開を記念して、「踊る大捜査線」シリーズの仕掛け人である監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広が5日、Xスペースにてコメンタリー生配信「喋る大捜査線2024」の第2回を行い、同作で重要な役を務めている丹生明里(日向坂46)の起用秘話を明かした。

 新作映画の主人公は、ドラマ「踊る大捜査線」(1997)最終回で湾岸署の刑事・青島俊作(織田裕二)と“ある約束”を交わした本庁のキャリア組・室井慎次(柳葉敏郎)。27年前に交わした青島との“約束”を果たせなかった室井は警察を辞め、故郷・秋田県でのどかな生活を送っていた。そんな室井の前に、シリーズ史上最悪の猟奇殺人犯・日向真奈美の娘が現れ、再び事件の影が忍び寄る。

 日向坂46の新曲「絶対的第六感」の活動をもってグループ卒業が決まっている丹生は、室井と共に暮らす少年・森貴仁(齋藤潤)のクラスメイトである大川紗耶香を演じている。君塚はキャスティングについて、有吉弘行がゲームやeスポーツに挑戦するバラエティー番組「有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?」(テレビ東京系)にゲスト出演していた丹生の姿を観たことがきっかけだったと明かす。

 「『有吉ぃぃeeeee!』というゲーム番組を観ていて、その中で、彼女が『フォートナイト』を非常に鋭い技術でプレイしていたんです。僕はそれが面白かったんです。そしたら、たまたま亀山さんも違う放送回で丹生さんのことを観ていて、紗耶香役を誰にしようかと決めた時に、(丹生の)名前が出ました」

 本広監督といえば、ももいろクローバーZが主演を務めた映画『幕が上がる』(2015)を手がけるなど、アイドルを演出してきた経験がある。最新作『室井慎次』の撮影現場では丹生に“面白い演出”を加えたそうで、本広監督は「アイドル活動をしているから鍛えられていると思うのですが、丹生さんは『みんなが好きになる笑顔をください』と指示すると、その瞬間に出してくれるです。貴仁とコンタクトを取る時も、会話がなくても笑顔で飛ばせるんですよね。すごい逸材だなと思いました」と丹生の才能を絶賛する。

 「バイバイ」という手の振り方では、本広監督が「いつも応援しているファン(=おひさま)の皆さんの気持ちがよくなるような振り方」とオーダーしたところ、丹生はすぐに監督の期待に応える振り方を披露したという。「(モニター)画面で観ていて、さすがだなぁと思いました」と感心した本広監督は、「映画を観ていただくとわかりますが、すごく可愛いです」とファンの期待をあおった。

 また、亀山プロデューサーも「丹生ちゃんは自作でパソコンを作る女の子なんです。(YouTubeの)再生回数もすごいですよね。丹生ちゃんが(本作に)キャスティングされたことが発表された時は、アイドル業界が少し騒ぎになりました」とコメント。本広監督は「アイドルは、やっぱりすごいです。ちょっと演出するだけでニュアンスを出してくれる。非常にやりやすい」と感心していた。(編集部・倉本拓弥)

『室井慎次 敗れざる者』10月11日(金)全国公開
『室井慎次 生き続ける者』11月15日(金)全国公開

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