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「相棒」亀山薫x伊丹憲一、もう一つの名コンビ対談 寺脇康文&川原和久が築く理想の関係性

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月16日 7時10分

 国民的刑事ドラマ「相棒」の新シーズン「相棒season23」がいよいよスタートする。水谷豊演じる杉下右京と、寺脇康文ふんする亀山薫の特命係コンビが最高に心地いい作品だが、薫にはもう1人、腐れ縁ともいえる相手がいる。川原和久演じる捜査一課の伊丹憲一だ。2人の小競り合いは「相棒」名物のひとつといってもいい。放送開始を前に寺脇と川原がインタビューに応じ、薫&伊丹の関係性、右京のことについて語った。

じゃれあっているという意識はない

 season23の第1話では、お互いが胸でどつきあう“空中戦”が久々に見られる。「やってみる?」と2人から提案したとのことで、「お互いに年をとって骨がもろくなっているから、あんまり衝撃を与えないように気を付けたよね。力具合のバランスも」と寺脇が冗談めかして言うと、「骨がパキンといかないようにね」と川原が乗る。まさに阿吽の呼吸だ。

 pre season(2000)から続く薫と伊丹の関係性について、寺脇は「薫が捜査一課時代はライバルで、本気で嫌いあっていたんでしょうね。どっちが手柄をたてるかせめぎあっている中、薫が特命係に左遷されて、伊丹の『特命係の亀山~』がはじまった。年月を経て、一応認め合っているけれど、こじらせている。いまさら元に戻れない、みたいな。だから、いがみあっているというより、おちょくりあっているのかな。じゃれあっている風にはなってきています」と語る。

 川原も「そうね」とうなずき、「最初のころは(作品が)長く続くとは思ってなかったから、みんながマジなんです。タイマンはタイマンで、あまりいろいろ(芝居を)足してない。長くなって、ずっとそれをやっていてもつまらないから、変わってきました」としつつ、「でも、伊丹たちはじゃれあっているという意識はないですけど」とスタンスを示す。

 どちらが優位かを競っている2人のやりとりを、川原は「結果、『小学生か!』という非常に正しいツッコミをいただくようになって」と表現する。寺脇が「特命係が長きにわたって捜査一課に手柄をあげているという立場だからね。右京さんがすごくて伊丹たちは負けているけれど、口では勝とうとするところを、こっちはうまく突いていくんです」と言えば、川原は「そうなんだよ、右京さんがすごいの。冠城(亘/反町隆史)とか賢い相棒の方々と違い、亀山はそうでもないです」と返し、「ディスるな、俺を!」と寺脇。川原は「(寺脇は)ディスってない。亀山はちょっとディスってるけど(笑)」と笑みを浮かべた。

 「右京さんも、こういう方が帰ってきたから、歴代の相棒の方々との対応とはちょっと違っていると思います。『君は相変わらずですねえ』とか言っているでしょ?」と川原。「でも、それを楽しんでいるのは川原です。たいてい、お2人だけのところでのやりとりだから、伊丹は知らないはずです」と明かした。

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