『室井慎次』新作は『踊る大捜査線』ではない 本広監督、青島と真逆のキャラを主人公にする難しさ告白
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月11日 20時35分
映画『室井慎次 敗れざる者』のメガホンを取った本広克行監督が11日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された初日舞台あいさつに出席。「踊る大捜査線」シリーズで湾岸署の刑事・青島俊作(織田裕二)を主人公に描いてきた本広監督は、青島と真逆のキャラクターを主人公にする難しさを明かした。この日は主演の柳葉敏郎をはじめ、福本莉子、齋藤潤、前山くうが、前山こうが、筧利夫、矢本悠馬、小沢仁志、飯島直子も来場した。
「踊るプロジェクト」12年ぶりとなる新作映画の主人公は、志半ばで警察を辞めた室井慎次(柳葉)。故郷・秋田県に帰った室井が、事件の被害者、加害者家族たちと暮らしながら、死体遺棄事件に巻き込まれるさまが描かれる。
舞台あいさつ序盤で「室井が嫌だったから断ろうと思った」と発言した柳葉。その言葉を受けた本広監督は「いろいろありまして……」と企画を進めていくうえでは難産だったことを明かし、「なんせ12年ぶりですし、室井というキャラクターは相当静かな男。『踊る』シリーズって、青島刑事に象徴されるように、ポップな作りだったのですが、室井は真逆のキャラ。それが主人公になるわけで、最初はどうしようかな……という気持ちでした」と苦労を語る。
そんななか、本広監督は「やっぱり室井はコメディーに振るタイプではないので、(室井が秋田で一緒に生活している)子供たちを使ってポップさを出し、静かな笑いに持って行こうと思ったんです」と述べる。柳葉は本広監督の演出に「現場に入ったら僕らは監督の元、一つの駒としてどこまで発揮できるか」と語っていた。
また本広監督は、司会者から「どんな映画になりましたか?」と問われると「この映画は『踊る大捜査線』ではないんです。『室井慎次』という映画なんです」とつぶやくと、「そのなかで『室井慎次』にも『踊る』が伝えてきたような同じようなテーマが流れていたんだなということに気づきました。あとはお客さんがどう思ってくださるのか……」と観客に解釈を委ねていた。(磯部正和)
この記事に関連するニュース
-
松下洸平、「踊る」本広克行監督から「今後も…」と誘われる 柳葉敏郎は「青島イズム感じた」と絶賛
ORICON NEWS / 2024年11月16日 5時31分
-
“柳葉敏郎=室井慎次” フジ小室瑛莉子アナ&福本莉子が混同 真矢ミキは「室井葉さん」呼び
ORICON NEWS / 2024年11月16日 5時0分
-
松下洸平、『室井慎次』捜査員役で“青島イズム”にじませる 柳葉敏郎が絶賛「思い切り感じた」
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月15日 21時28分
-
柳葉敏郎、“最後の室井慎次”で男泣き ファンから「ありがとう!」の大歓声
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年11月15日 20時49分
-
柳葉敏郎「悔いなく」27年演じた室井慎次は「良いことも悪いことも教えてくれた親友」
日刊スポーツ / 2024年11月15日 20時27分
ランキング
-
1「タイミー」を橋本環奈"パワハラ疑惑報道"直撃? CMキャラが中居正広に差し替わったと思われたが…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月25日 9時26分
-
2「ほんとズレてる」岡村隆史、不倫発覚の盟友を“中学生レベル”の擁護発言で炎上
週刊女性PRIME / 2024年11月25日 17時0分
-
3「順調に“子持ち様”化」有吉弘行、優先エレベーターでの「お前降りろよ」発言が物議
週刊女性PRIME / 2024年11月25日 16時30分
-
4清原弁護士 東国原氏と激論 斎藤知事の問題めぐり「収賄とか…」「収賄とは言ってない」かみ合わず
スポニチアネックス / 2024年11月25日 19時1分
-
5セクシー女優時代に妊娠が発覚、未婚の母に「ファンの皆さんが、息子のパパたちです」決意の先にあったもの
日刊SPA! / 2024年11月25日 15時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください