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江口洋介「忍びの家」蒔田彩珠と再タッグ 約4年ぶり連ドラ主演「連続ドラマW 誰かがこの町で」放送決定

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年10月17日 6時0分

 俳優の江口洋介が、12月8日(午後10時)からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW 誰かがこの町で」(全4話)で、約4年ぶりに連ドラ主演を務めることが決定した。作家・佐野広実の同名小説が原作のミステリードラマとなり、Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で親子を演じた、蒔田彩珠がバディ役を務める。

 原作は、2020年に江戸川乱歩賞を受賞した佐野の受賞後第一作目としても話題を呼んだ社会派ミステリー。とある新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く“同調圧力”が引き起こす恐怖を、生々しく鮮烈に描き出す。佐野にとっては、初の連続ドラマ化作品となる。

 江口が演じるのは、法律事務所の調査員・真崎雄一。かつて政治家秘書として働いていたが、裏金作りに加担させられ苦悩していた最中に娘が自ら命を絶ち、大きな心の傷と後悔を抱えているという役どころ。過去を乗り越えられず、未来に希望を見いだせずに生きていた真崎が、懸命に家族を探す少女と出会い、彼女のために真実を追う中で変化していく姿が描かれる。江口は、2020年放送の「天使にリクエストを~人生最後の願い~」(NHK総合)以来、約4年ぶりとなる連続ドラマ主演。WOWOW連続ドラマへの出演は同年の「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」以来となる。

 蒔田が演じるのは、真崎のバディとして、ある町に隠された恐ろしい真実に迫る少女・望月麻希。赤ん坊の頃に両親と離れ、児童養護施設で育った麻希は、ある一枚のメモを頼りに、真崎が勤める法律事務所を訪れ「家族を探してほしい」と依頼を持ち掛ける。そして、真崎とともにかつて家族と暮らしていた町を訪れた彼女は、過去にそこで起きた男子児童誘拐殺人事件を知ることになる。蒔田がWOWOW連続ドラマへ出演するのは、2014年の「連続ドラマW 血の轍」に子役として出演して以来、約10年ぶり。江口とは「忍びの家」以来のタッグとなる。

 脚本は連続ドラマW「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」の前川洋一、監督を『シティーハンター』(Netflix)や「ストロベリーナイト」(フジテレビ)などで知られる佐藤祐市、企画・プロデュースを青木泰憲が手掛ける。キャスト・スタッフのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)

江口洋介(真崎雄一役)

力のある台本と、佐藤監督や青木プロデューサーの熱意から出演を決めました。
この作品は、集団と忖度の恐怖を描いた社会派ミステリーです。
社会が抱えている問題が殺人までつながってしまう人間の脆さを感じてもらえたら面白いかなと思います。
演じる真崎は、娘を亡くしたというつらい経験をしている中でも、必死に生きようと努力している人なので、自分の個性やこだわりは消して演じました。
小説としてもしっかりと描かれた作品なので、長ぜりふに苦労しましたが、視聴者の方を飽きさせない芝居を心がけて表現しています。最後までご覧いただけるとうれしいです。

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